カイジュウ

おはようございます!今日も何だかスケジュールがタイトになって来まして、早速飛ばして参りましょう!さて、僕、先日YOU TUBEをとりとめも無くザッピングしていましたら、大変面白い映像を発見、ここに皆様にご紹介します。nicolas cage losing his shit、top10 nicolas cage moments、の2つなんです。皆さん、俳優のニコラス・ケイジってご存じでしょうか!?この人、「ゴッドファーザー」「地獄の黙示録」の大監督、フランシス・フォード・コッポラの親戚ですから、映画界では大変なサラブレッド、そしてアカデミー賞やゴールデングローブ賞も受賞、ヒット作は数知れず、現在のギャランティは1本15億を下りません。ただね~、私生活では大変な変わり者でありまして、自分の息子にカル・エル--これは、アメリカン・コミックの「スーパーマン」の本名です--と名付けたり、お城は買うわ、恐竜の化石は買うわ、挙句の果てには白い小さなピラミッドを購入、これを自分のお墓にするってんですから、いやはや何とも、大したもんです。さて、先のYOU TUBEの画像は、このニコラス・ケイジのエキセントリックではちゃめちゃな演技のみを編集したものなんですが、あまりの突拍子も無い怪演に、爆笑必至であります。皆様、元気が無い、テンションが低い折に、ぜひぜひご覧下さいませm(__)m。

閑話休題、僕、先日、「パシフィック・リム」という映画を途中まで観たんです。製作費2億$、興行収入4億$、という大変な規模の大作でして、でも、食わず嫌いで敬遠していて未見で大失敗しました。と申しますのも、この映画の内容とは、怪獣VS巨大ロボット、でありまして、天下のハリウッドで、よくまあこんな企画が通ったなあと、ほとほと感服しました。だってね、ハリウッドの役者さん達全員が、「カイジュウ」「カイジュウ」と妙なアクセントの日本語で500回ぐらい連発してますもん。その怪獣達の名前も、「オニババ」だったり「ヤマアラシ」だったり、オタク趣味全開でありまして、設定も、押井守か庵野秀明かと見紛うばかり、この監督さん、本当に日本が好きなんだなあ、と感心しました。だって、出て来るカイジュウの鳴き声はゴジラに酷似してますし、その姿はウルトラマンに出て来るバルタン星人とか、そんな具合なんですよ。このお方、ギレルモ・デル・トロ、という監督でありまして、僕、「ヘルボーイ」「ブレイド2」「ヘルボーイ ゴールデンアーミー」ぐらいしか観ておりませんが、これらの作品も、ユーモラスさと怪奇趣味が同居している不思議な作風でして、堪能したのですが、漸くハリウッドのメイン・ストリームにまでのし上がったと思えば、積年の思いが大爆発したんでしょう、ビッグ・バジェット、200億円を投入して、「カイジュウ」「カイジュウ」の連発ですもんね、いや、笑いました~。

ところで、このギレルモ監督、メキシコのご出身で49歳ですから、僕よりお兄さんですがほぼ同世代、何でも、尊敬する人は、と問われましたら、即座に「円谷英二」と答えるそうなんですね。円谷さんと言えば、「ゴジラ」に「ウルトラマン」を手掛けた、日本映画界が誇る特撮の神様であります。凄いなあ、と思いますのが、円谷さんが手掛けた「ウルトラマン」がメキシコでも放映されたのでしょう、それに感化されたギレルモ少年が青雲の志を抱いてアメリカに渡り、数十年後に、大予算でカイジュウ映画を作り、全世界で大ヒットするんですもんね。いや、文化の伝播って、本当に興味深いものがあります。

僕、両親の話によれば2歳で平仮名も片仮名も読めたそうでして、神童じゃないかと喜んだそうですが、なんの事はありませんで、単にウルトラマンが大好きで、怪獣達の名前を覚えていったら、自然と言葉が分かったそうです。では、日本においてもメキシコにおいても、少年の心を鷲掴みにした男、円谷英二さんのお話を少しだけ致しましょう。

段々と馬脚を現した僕の幼少期とは異なり、円谷さんこそ、神童だったそうなんですね。大きな商家の息子さんとして生を受けた円谷さんは、小さな頃から、大人が驚く程の画力を発揮、10歳にして紙を切ったフィルムを自作、その翌年には新聞に載った飛行機の写真を元に、模型を自作してマスコミに取り上げられたというんですから、後の特撮映画監督としての才が、早くも煌めいていたと言えましょう。そして18歳で映画会社に就職後、亡くなるまで特撮に全てを捧げました。エピソードを幾つか紹介しますと、自作の特撮装置をドイツ映画の巨匠アーノルド・ファンクが激賞、「円谷を連れて帰りたい。」と嘆息したのは有名ですよね。そして、「ゴジラ」の世界中での大ヒットを受け、ディズニーからの熱烈なオファーが来ましたし、僕、本当に凄いと思いますのは、彼の「エド・サリヴァン・ショー」に出演した事です。この番組、今の日本で言えばタモリにたけしにさんまを合わせたぐらいでしょうか、大変著名なエド・サリヴァンという司会者が、各界の著名人を呼んで話を聞く、というものなんですね。ビートルズにマイケル・ジャクソンにプレスリー、錚々たるゲスト達ですし、この番組の影響力たるや、最盛期には視聴率が80㌫を超えていたと言います。この番組に円谷さんが出演しているんですから、本当に恐れ入りますよね。そして、第二次世界大戦中、「ハワイ・マレー沖海戦」という映画の特撮を手掛けたのですが、日本海軍は軍事機密が漏れる事を恐れ、真珠湾攻撃の資料について、数葉の写真しか円谷さんに渡さなかったんですね。ところが、円谷さんは、その写真の波のサイズから戦艦の大きさを割り出しまして、ミニチュアを制作、戦闘シーンを見事に撮影したのです。その出来は、当時の水準をはるかに越えておりまして、戦後にそれを観た米軍側が、実写と思い込んでしまい、円谷さんは一時期公職追放の憂き目に合うんですね。余りに優れた才人の悲劇だったと言えるのではないでしょうか。

よし、今日はこれから外出せねばならず、何時もの拙ブログよりは少々短めですけれど、皆様、楽しい週末をお過ごし下さいませm(__)m。僕は土日には映画を観に行って来ますね!
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