複雑な彼

おはようございます、というか、もうこんにちわでしょうか。GW半ばですが、僕、今日は結構慌ただしく過ごしておりまして、皆様、如何お過ごしでしょうか?僕、ひねもすのたりのたりかな、という訳で、昨日は布団の上が棲み家と言いますか、割とゴロゴロしていました。日曜日には結婚式に出席、疲れが出たものですから、そうなった次第です。新たなカップルが生まれ、皆に祝福される、大変目出度い事でありまして、僕も冒頭に祝辞を述べさせて頂きました。当院の釣り番長ことM先生が余興に登場、マイケル・ジャクソンに扮したりして、とてもアット・ホームで良かったんですが、こういう真面目な席ですと、どうしても僕、ギャグをしたくなるんですよ。全裸で祝辞を述べるとか、来賓なのにスモークの中からか、ワイヤーで吊るされて登場とか、突拍子も無い格好で現れるとか…。まあ、いつも思うだけで出来ないのが常なんですが。僕、若いお二人の門出を祝うのは勿論なんですが、最近の式は些かトゥー・マッチと謂うか、トゥー・ロングの様に感じます。式そのものが4時間近くになりますと、隣の方との話題も殆ど無くなりますし、座っているだけでも、正直キツイですもんね。それにしても、結婚そのものの形態も、どんどん様変わりしている訳で、平安期の貴族達の通い婚、イスラム王朝やモルモン教ではハーレム、そして現在の形になる訳ですが、南太平洋の島々の様な形式が一番シンプルなんじゃないかな。トンガかサモアか失念しましたけれど、新郎が結婚を申し込むと、新婦側の父が大きな穴を幾つも掘るそうです。その穴全てを食糧で満たす事が出来れば、結婚を認める由、新郎は、干した魚介類やタロイモ、乾燥バナナ等々を集めて、新婦を養える事を証明するんですね。これ程分かり易い形は中々無い様に思います。

さて、今日は何を書こうかな~。そうそう、まずは告知なんですが、明日よりまた新たなドクターが入職する事になりまして、当院は益々医療の充実が図れる事になりそうです。詳細はまた明日にもお伝えしますが、本当に、県下でも有数の医師数となりまして、誠に嬉しい限り、今後とも大分下郡病院を宜しくお願い致します。

閑話休題、昨日、ぼんやりとネットを見ていましたら、再放送と思うのですが、僕、大変懐かしいと言いますか、本当のアウトロー、宮崎学さんが動画番組に出演していまして、非常に興味深く拝見しました。この宮崎さん、「突破者」という大ベストセラーで知られた作家なんですね。この本が出た当時、僕はまだ大学院生、大分で仕事をしながら、週に1~2度久留米大学のキャンパスまで授業を受けに行く、という生活を送っていました。大分から久留米までは久大本線の特急で2時間半、その時間に大学院の宿題をしたり、読書をしたりするのが常だったんですね。或る日、書店でふと手に取ったのが、「突破者」でして、何の予備知識も無く読み始めたんです。巻を擱く能わず、とは将にその言葉通りでして、2時間半の間、一気に通読しました。

と言いますのは、この宮崎さん、徹底して裏街道と言いますか、ダーク・サイドしか歩んでいないんですよ。京都の○○○の組長の息子として出生、お父さんが付けた家庭教師は共産党員、早稲田大学に入学してからは学生運動に邁進、週刊誌の記者、地上げ屋、まあ終始一貫して悪い事しかしないんですわ。挙句の果てには、グリコ・森永事件の主犯格として警察に徹底マークされるわ、銃撃を受けるわ、自民党の総理経験者に幾度と無く裏金を持って行くわ、読んでいる方がドキドキしました。中々こんな裏話を読む機会なんてありませんから、ベスト・セラーになったのもさもありなん、未読の方には是非ご一読をお勧めします。

ただの悪党のお話では、陰惨ですし、読み続けるのは辛いですが、宮崎さんは、早稲田出身で記者までやっていただけあって、文章も達者、分析は超一流なんですよ。「私には、京阪はイングランド、東京はアメリカに感じる事が多々あった。その文化、方言、食生活、慣習、大阪と東京は、親戚の様に似ているが、大きな差異があるのだ。」なんて、只のアウトローには書けませんよ。

同じく、極道出身で僕の好きな作家と言えば、安部譲二さんでしょう。「塀の中の懲りない面々」は、映画化される程売れましたけれど、この方は宮崎さんより一回り上なのかな。お父さんは日本郵船の役員を務めたと謂うんですから、大変なブルジョア階級のご出身です。ロンドンやローマで育ち、小学生でシェークスピアを読破したというんですから、真の麒麟児、神童と言えましょう。ところが、何処で道を踏み外したのか、青年期には渋谷の愚連隊に身を投じ、服役する事は数え切れず、ボクサーにパーサーにレストラン経営に海外逃亡、結婚離婚を繰り返し、まあ縦横無尽と言いますか、波乱万丈の人生ですよね。それでも、生来の育ちの良さ故か、文章が卑屈で無く、のびのびしていまして、僕の枕頭の書として、安部さんの本は枕灯の脇に常に置いてあります。これまた僕の好きな三島由紀夫先生の小説に「複雑な彼」という作品がありまして、これは安部さんをモデルにしたものなんですね。こちらも是非ご一読をお勧めします。

これ、僕の持論なんですが、煙草も吸わず女性とも付き合わず酒も飲まず、公務員の様に羽目を外さない様な人が書いた本なんて、誰が読みたいでしょうか!?明後日からはまたまたお休みですから、GWは読書と映画三昧でのんびりしようっと!では、お昼を食べに行って来ます!
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