IN THE CITY

本当に大丈夫なんですかねえ!?昨日、東京都議会が開かれ、築地市場を豊洲に移転する事が決まった由でして、世界最大規模の生鮮市場であり、観光地としても長い歴史を持ち、非常に利便性の良い地でして、僕自身も数度清遊した事がありますが、とても残念ですし、それ以上に危惧しているんです。と言いますのは、この豊洲の地、問題が山積しているんですよ。まず、地盤です。今回の震災で明らかになり、画像で僕も確認したのですが、元々埋立地ですから、非常に土地が脆いんですね。明らかに広範囲で液状化現象が起きており、それを東京都はビニール・シートで覆って隠したりなんかしてるんです。そして、もっと恐ろしいのが、土壌汚染です。近辺にはかって東京電力の火力発電所や石川島播磨の工場などが乱立、その上、この豊洲は元々東京ガスの所有地でして、長年都市ガスを作っていた場所なんですよね。2007年の公式な土壌調査によりますと、環境基準値を大きく上回るヒ素やシアン、そして安全値の1000倍のベンゼンが出た由です。因みに、ヒ素とは古来からの暗殺用の毒薬、シアンは青酸カリの原材料、ベンゼンは白血病や発ガン性物質として広く知られている劇薬でありまして、これを推進している都議会の皆さん、石原知事、真実を報じないマスコミの皆さん、古の大ヒットギャグ漫画、「こまわり君」の言葉を借りると、死刑!!

あのー、それ以外にも、都内には所謂ホット・スポット、放射能の吹き溜まりが沢山存在していますよね。そして、大気中からも依然放射性物質が検出され続けている上に、関東以北の海産物は軒並み汚染され、最後のとどめで豊洲の土壌汚染地でその魚を売買する、これ、逃げようがありませんし、質の低い冗談でしょうか!?

まあ、筋書きはみえみえでありまして、築地の一等地を、知事の推進する東京オリンピック、或いは政府筋と繋がりのある大手企業が格安で購入するに決まっています。これ、前例があるんですよ。読売新聞の社史で自慢げに綴っていますが、「現在の本社の地は、国から格安で払い下げて貰った」そうでして、その場所が銀座ですもんねえ。明らかに癒着と思いますが、誰も何も言わないんで、僕がここで書いています。大体、その読売さんと同資本の日本テレビは新橋は汐留にありますし、毎日新聞本社は皇居北の丸はお堀端の一ツ橋、同資本のTBSは赤坂ですもんね。ついでに書いちゃいますと、朝日新聞本社は築地、同資本のテレビ朝日は六本木ヒルズでしょう。産経新聞は大手町、同資本のフジテレビはお台場、どの大手マスコミの本社も、都内の一等地か都心再開発の拠点となる地価が高い所ばかりです。マスコミのモットーは不偏不党、どの意見にも偏らず屈せず中立を貫く、なんて言いますが、先の読売さんの社史にもある様に、政権党に阿っているのは明らかですから、こういうインチキな輩の言う事は最も信用出来ませんし、常に眉に唾を付けて聞かねばなりません。

僕、本当に疑問に思うんですが、少し視野を広げて世界を見れば、東京って非常に特異な街、というのが直ぐに分かると思うんですよ。危機管理の意味でも防災の為にも、地震が起こる可能性が高い場所に、国の機能を集中させるって、愚の骨頂ですし、もうはっきり書いてしまうと、利権にまみれた卑しい馬鹿、であります。

アメリカを、ブラジルを、オーストラリアを、インドを、ドイツをご覧になって下さい。どの国も、首都機能と経済の中心地を分散しています。アメリカの首都はワシントン、それでも経済が動いているのはニューヨークじゃないですか。アメリカという国にもし何かトラブルがあったとしても、首都を務められる候補地として、シカゴにロサンジェルスにボストンと、中核都市も目白押しです。現在、急激な経済成長が目覚ましいブラジル、その首都は計画されて整備されたブラジリア、経済の中心はリオ・デ・ジャネイロやサンパウロですもんね。オーストラリアも同様でして、経済はシドニー、政治は首都のキャンベラで行いますし、これまた経済成長が著しいインドにおいても、ニューデリーとオールドデリーと首都機能を分化して、随分久しく経ちます。

僕、最も理想的に感じるのはドイツなんです。まあ、元々地方分権が進んだ国ではあるんですが、首都であるベルリン、経済の中心はフランクフルト、そして非常に羨ましく感じるのは、欧州全域の文化の中心の街もあるんですね。その街はミュンヘンでありまして、駐在員が選ぶ最も住み易い街世界1位に選ばれた記憶があるんですが、少々ご紹介します。まず、ドイツ語圏最高級のオペラハウスに劇場があり、そして欧州一の映画製作スタジオ、中世からの伝統を守る庭園に植物園、ヨーロッパ最大規模の美術館や博物館が何と5つ、交響楽団が2つ、そして、欧州トップクラスの実力を誇るサッカー・チーム、バイエルン・ミュンヘンが圧倒的な人気を誇り、オリンピック開催歴もありますから、スポーツ施設も大変充実しており、そして美しく整備された景観も見事でして、将に文化と芸術とスポーツの街と言えるでしょう。そして、この街の最大のお祭りと言えば、説明不要のオクトーバー・フェスト、であります。テレビ等で散々流れていますから、皆さんご存じと思いますが、ほら、ドイツの沢山の人達が、ビア・ホールにおいて、ソーセージやサワークラウトと共に、大量のビールを呑んで歌って楽しんでいるじゃないですか。あのお祭りも、ここミュンヘンでありまして、何と2週間で650万人が訪れるそうで、この経済効果たるや、数百億を軽く越え、誠に凄まじいものがありますよね。

本当に、日本の政治家の皆さん、ゼネコンの皆さん、官僚の皆さん、己の私利私欲の為の街造りはもう散々やったからいいでしょう!?今後は、ドイツを見習って、国民の為になる街を造りましょうよ…。

さて、僕はいよいよこれから大きな会議でして、精一杯議長を務めて参ります。それが終われば、夕刻からは久し振りに、PROSIT!(ドイツ語で乾杯の意)でありまして、それでは皆さん良い週末を。来週またお会いしましょう、ごきげんようさようなら。
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