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☗ 人間における運の研究 ☖

昨夕は僕、プロ野球ドラフト会議を見てまして、清宮君、我が愛する阪神に入ってくれないかなァと祈っていたのですけれど、案の定と申しますか、日ハム入団が決まりまして、あ~あ、クジを引けないなァ…。昨日の拙ブログで、阪神は左腕投手を2人とショートを獲ってくれと書きまして、一応其の願いは叶いまして、何よりではあるんですが、不満が残るなァ。夫々の選手は其れなりにまとまっていまして、手堅い指名とは思うんですが、ちっとも若さが無いんですよね…。阪神は7人を指名したんですが、高校生は1人だけでして、こんなチーム、12球団で此処だけです、トホホ…。此れじゃあ、補強じゃなくて補充ですよ…。は~あ。ドイツサッカー界のカリスマ、皇帝と呼ばれたベッケンバウアーが、日本人選手を評した事があります。「魚でも肉でも無いサッカー選手が多過ぎる」との由でして、此れ、特徴が無いと謂いたかったのでしょう。今回の阪神の指名、野手はそこそこ特徴がありますけれど、重要な左腕投手は、小さくまとまっていて、何だかパッとしないんですよね。球が速いとか、抜群の変化球を持つとか、良さげな左腕は、み~んな他のチームに獲られちゃった。地元関西の選手も1人しか獲れてないし。ええいもう仕方無い、来年のドラフトに賭けましょう!

今回見ていて思いましたのが、広島・ソフトバンク・西武・横浜・中日・日ハムが矢張り、良い指名をした様に思いました。此の6チーム、将来性豊かな高校生を4~5人づつ指名してまして、あ~、羨ましい。と、僕の愚痴は此れでおつもりとしまして、今年も又、大分の選手が4名、プロ野球に進みまして、此の田舎にしては結構な実績と思います。確か、人口当たりの割合では、プロ野球選手の輩出率は、大分がトップなんですよね。大分商業からは4年連続の指名となった、オリックスの広沢君。柳ヶ浦高の九州NO1右腕と謂われた、日ハムの田中投手。杵築生まれの快速左腕、ロッテの永野君。阪神に来れば良かったのに。そして、日本文理大のハーフの右腕、広島のケムナ・ブラッド・誠君。是非夫々のチームで大成して欲しいですし、来年の野球観戦の楽しみが増えました。でもまァ、今回のドラフトは矢張り、高校生としては史上最多の7球団の指名となった清宮君が主役でしょう。

其の清宮君をクジで見事に引き当てた日ハム、僕、此れ、幸運だったから、とは思えないんです。自らの努力で、当たりクジを引き寄せた感があるんですね。ですから僕、昨日其れを人にも謂ってましたし、此の結果は余り驚きませんでした。ところで僕、人間観察が趣味でして、あ、此れ、悪い意味じゃないんですよ。どういう人や組織が成功するのかなァと、自然と観察する癖があるんです。でね、日ハムですけれど、経営面は勿論の事、野球の普及活動や地域への貢献たるや、12球団で1番じゃないかしら。だって、CO2削減や清掃活動、学校や施設の慰問にJAとの提携、そして道内179市町村全てと協力体制が出来ていまして、最早ファイターズは、北海道に無くてはならない存在と思います。だって、ファイターズの各地の訪問、もう北海道全域を3周したそうですよ。此処まで努力すれば、人気は絶大でしょうし、勝利の女神も微笑むってもんでしょう。そして日ハムのライバルであるソフトバンク、此処も地域密着が徹底しており、大事な試合の時なぞ、博多の街はホークスのユニフォーム姿ばかりですもんね。おまけに、12球団1と謂われる営業力まであります。そりゃあねえ、老舗人気球団と謂う妙なプライドに胡坐をかいて殿様商売、そんな巨人や阪神に、清宮君を引ける筈がありませんぜ。特に巨人、目を覆わんばかりでして、育成枠も含めれば、捕手を4人も獲ってまして、其れも皆さん同年代なんですよね。捕手って、基本的に1人でずうっと守るポジションですから、恐らく3人の選手は余り重用されないと思うなァ。こんな獲り方、選手にも失礼でしょう。球界の盟主を自認していたのに此の凋落ぶり、哀しいもんです。

日ハムに話を戻しますと、かっては巨人の東京ドームを間借りしていた訳で、其れが今では北の大地で大きく飛翔、数年後にはアジア1のスタジアムが完成する上、スターの清宮君まで来てくれるんですから、笑いが止まらないでしょう。でもね、其れも長年の辛抱我慢と努力があったからこそ、僕、そう思えてなりません。パーソナルな話で恐縮なんですが、僕、前に居た病院では、25歳で事務長になりました。此れ、能力を買われた訳では決して無く、単に人が居なかったからなんですが、20代の若造が、そんな重職がいきなり勤まる筈も無く、いやァ大変でした。ベテランの事務長程の仕事なぞ出来る筈がありませんで、僕、頭も要領も悪いんですから、ならば時間を使うしか無いと思いまして、確か当時は朝の7時に出勤、夜の11時に退社する日々が、5年は続いた様に思います。休日出勤も当たり前、何せ101床の、古く小さな病院でしたから、事務長とは名ばかりで、何でも屋さんなんですよね。屋上の排水処理から電球交換、職員旅行や忘年会の幹事、職員の給与計算や社会保険の手続き、銀行から保健所から県庁等々との折衝、各種メーカーさんとの交渉、スタッフの招聘に面接に面談、時には上司から怒鳴りつけられながら、兎に角何でもやりました。其の甲斐あって仕事も辛抱も覚え、今は運やスタッフにも恵まれ、当院は中々順調であります。

当時を思い返すと、現在の僕は運にも恵まれていると痛感します。でもね、其の運を呼び寄せるのも、日々の努力の成果と思うんですよね。そして大事なのは、運が来たと思った時、其れを使い果たさない事でしょうか。惜福、と申しまして、明治の文豪幸田露伴の言葉なんですが、僕、其れを拳拳服膺しているんです。歴史上の人物で、源義経って居ますよね。彼は、彗星の様に現れ、敵対する平氏に連戦連勝の末、見事に完全撃破、ありとあらゆる女性が寄って来ました。後白河天皇から寵愛され、高い爵位を受け、得意の絶頂だったんですね。ところが、余りに華々しい成功を独り占めし、そして傍若無人な態度だった為、皆から強烈な嫉妬を買っていたのでした。兄から嫌われ、かって贔屓された天皇から疎まれ、戦っても破れ、そして全国を逃げ廻り、東北の庇護者の元に身を寄せるんですね。其れでも、最後には其のパトロンからも裏切られ、自らの手で妻子を殺め、自害して果てるのでした…。此れ、義経がもう少し謙虚になり、皆を立てる性格であり、幸運を仲間で分かち合ったならば、此の悲劇は起こらなかった様に思えてなりません。

将棋の米長9段は、華のあるスター棋士であり、艶聞には事欠かず、雑誌の連載は大人気、そして様々なタイトルを独占、全盛期は本当に強かったんですね。ところが、最も権威と格式のある、名人位だけはどうしても手が届きませんでした。僕、不思議でならなかったのですけれど、其処で米長先生は運の研究に取り組むんですね。そして、勝利の女神は謙虚さと笑いを好む、と謂う結論に辿り着きます。此れ、決して論理的では無いんですが、勝負の世界に身を置いた、超一流の人物の達見だったのかもしれません。僕、頭が下がったのは、米長先生、自分の孫の様な若手棋士の家を訪ね歩き、「将棋を一局教えてくれ」と頭を下げて頼んだんですね。実績も年齢も収入も上、50歳の米長先生が、10代の若手に礼を尽くし、将棋を一から学び直したのです。そして、50歳にして名人位に7度目の挑戦、結果は米長先生の4連勝、ストレート勝ちでした。史上最年長名人が生まれたんですね。僕、米長先生が名人になる事はもう無いと思っていましたから、嬉しくて涙が出ましたもんね。実際、米長先生の名人就位式には、2000人を超す人が集まった由でして、皆から愛された大棋士でありました。うん、物事を成す為には謙虚さと笑い、僕、其れは一応出来ている心算ではあります。けれど、慢心したら其処で終わりですし、実るほど首を垂れる稲穂哉、もう1度米長先生のお言葉を拳拳服膺せねばなりませんね。

さて、週末はまたまた台風が接近している由、皆様、天気予報には充分お気を付けて、素敵なウィーク・エンドをお過ごし下さいませm(__)m。其れでは、月曜日の朝、又お会いしましょう♡♡
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わたしもそう思います

はじめまして。たまたまこちらのブログを拝見し、関西出身の虎党なのでたいへん共感して読ませていただきました。
ドラフトは今までよく分かっていなかったのですが、なるほど、将来を見据えての戦略、選手の見極め、運、さまざまな要素が絡み合うとても重要な会議だったんですね!
本当におっしゃるとおり、謙虚さ、周りへの尽力が自分自身のために大切だと思います。決しておごらず調子にのらず、感謝の気持ちを忘れず過ごしていこうと思います。

No title

しまひまさん、はじめまして(^^)。返信が遅れて大変失礼しました。

阪神ファンの方に来て頂けるとは、本当に嬉しく思います。

どうも阪神はドラフトが下手でして、これが中々優勝出来ない最大の原因と思います。

又、暖かいコメント、ありがとうございます。僕自身も、皆様への感謝の気持ちを忘れず、このブログを精一杯頑張るつもりです。ぜひまたお越し下さいませm(__)m。ありがとうございました。
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