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❀❀BLAVE BLOSSOMS❀❀

おはようございます!週末、皆さんはいかがお過ごしでしたか?僕、ラグビーワールドカップ観戦と読書に加えまして楽しい会食と、非常に充実した土日でした。

まずは、ラグビーワールドカップです。前回フランス大会では世界202カ国、観客動員は220万人、そして43億人がテレビ観戦したと言いますが、今回のニュージーランド大会はそれを凌ぐ事は間違いありません。オープニング・イベントも大変素晴らしく感動的でしたし、所謂アンダードッグ、格下の国と実力上位国の差が少なくなりつつあり、タイトなゲームが非常に増えているんですよね。開幕戦のニュージーランド対トンガは両チームとも緊張が見られましたが、昨日観戦したアルゼンチン対イングランド、アメリカ対アイルランドは何れも僅差でした。前回大会優勝国の南アフリカがウェールズにあわや敗戦寸前まで追い込まれたり、イタリアがオーストラリアに善戦したり(スクラムではイタリア優勢だったのは驚きでした)、ルーマニアがスコットランドにタイムアップまで食い下がり、もしかするとビッグ・アップセット(大番狂わせ)の予感がする今大会なんです。それなのに、ああそれなのに、一応世界の先進国の日本において地上波の放送も殆ど無く、マスメディアでもあまり取り上げないのが不思議でなりません。少なくとも世界的なビッグ・イベントである事ぐらいは伝えるべきです(怒)。日本のメディアって本当におかしいと思いますし、井の中の蛙大海を知らず、ですよね。ニュースにしてもドメスティックな事ばかりで、インターナショナルな出来事は取り上げない傾向が強すぎます。メディアには、もう何も期待してませんが、せめて真実だけを伝えて下さい。

さて、土曜日は、日本(世界ランク13位)対フランス(世界ランク4位)の一戦が行われました。ネットで、ニュージーランドの現地紙をネットで見ますと、DAY OF THE MINNOWS、との見出しが踊っていました。直訳すると「小魚の日」ですから、世界ランク下位の日本は大きな魚の餌、という訳でしょう。ふ~ん、舐めんじゃないよ、と思っていましたら、日本代表はとても素晴らしい試合を見せてくれました。ラグビーは頻繁に肉体的接触を伴うボールゲームですから、諸外国に較べ身体の小さな日本はどうしても不利な事は否めません。それでも後半20分過ぎまでは日本が試合の主導権を握り、優勝候補のフランスに4点差まで追い上げる大健闘を見せてくれました。試合前は小馬鹿にされていた日本でしたが、現地解説者曰く、スタジアムが大きく揺れる程の盛り上がり、そして衛星放送から確かに大きく聞こえた、JAPAN JAPAN、の連呼は、決して日本人だけのものでは無く、恥かしながら僕、涙をこらえるのに必死でした。日本代表フィフティーンは、試合前に今回の震災の映像を見て、国の為に頑張ろう、と強い決心をしていた由、2度に渡って大ピンチを凌いだシーンにその決意が集約されていた様に思います。善戦健闘空しく、最後の10分間に力尽き点差は開きましたが、翌日の新聞は、日本代表のエンブレムの桜に因み、BRAVE BLOSSOMS、とのフレーズがあり、勇敢な桜の戦士達、と訳せばいいでしょうか、現地での見方は一変した様です。日本代表の次戦は、世界ランキング1位のニュージーランド、優勝候補の大本命ですから、勝利は厳しいにしても、健闘を期待しています!

土曜日の激闘ですっかり燃え尽きていた僕でしたが、楽しい会食で元気を取り戻し、日曜日は、当院の期待の星でありますM先生からお借りした小説に夢中になりました。「ジェノサイド」高野和明著 角川書店、今年度直木賞受賞作です。そうですねえ、ストーリーを書くのは仁義に反しますから、さわりだけご紹介しましょう。薬学を研究する日本人の大学院生に、不慮の死を遂げた研究者の父から、生前用意してあった様子の謎めいたメールが届きます。生前の父はどうやら人には言えない研究をしていた様で、息子はその秘密を探り始めます。同じ頃、アメリカ人の傭兵に、アフリカ・コンゴに潜入せよ、という秘密指令が下ります。一見全く接点の無い2人なのですが…、というオープニングなんですね。僕、本当に驚いたんですが、日本人の小説って私小説が圧倒的に多いんですね。つまり自分の身の回りに起きた出来事を脚色して小説仕立てにする形が圧倒的なんです。欧米のものは荒唐無稽な大嘘の話をこしらえて、いかにリアリティに近付けるか、と発想がまるで異なるんですね。この高野さんは日本人には珍しく欧米的なアプローチで、この「ジェノサイド」を書かれている事に非常に感心しました。ジャンル分けすれば、SF冒険活劇とでも言えましょうか。古の名作達、今はもうクラシックとも言うべき、アリステア・マクリーンの「アヴァロンの要塞」、ジャック・ヒギンスの「鷲は舞い降りた」、フレデリック・フォーサイスの「ジャッカルの日」、そしてメガ・ヒット・メーカー、「ジュラシック・パーク」のマイケル・クライトンの一連の作品を程良くミックスした感じです。ドキドキハラハラ、血沸き肉躍る、日本人が書いたこの様な小説は誠に珍しく、必死に記憶の糸を辿っているのですが、日本冒険小説協会大賞を2度受賞した、佐々木譲の「ベルリン飛行指令」「エトロフ発緊急電」「ストックホルムの密使」三部作ぐらいしか思い出せません。稀有な才能を持った大型新人の高野さんで、次回作が多いに楽しみなんですが、この「ジェノサイド」、画竜点睛を欠くと言いますか、1つだけ大きな瑕疵があり、そこだけが勿体ないというか、とても残念です。それは、著者自身の考えなんでしょうが、日本人が過去の歴史においてやってきた事は酷い事ばかりだ、という自虐的な歴史観がちらほら散見されるんですよね。

歴史において、愚行を繰り返したり、誤った政策で自国民を苦しめたり、戦争をしなかった民族はいない訳で、日本人やアメリカ人、特定の人種や特定の思想によった人達だけが残虐で非人道的だ、という著者の見方は残念ですし、間違っています。僕は決して好みませんが、アメリカ人を例に取れば、インディアン達を虐殺し領土を奪った蛮行もあり、宇宙に足跡を残したという人類史上輝ける栄光も成し遂げている訳です。歴史とは単純な二元論、善と悪で分けられるものではありません。人の営みってそんな単純じゃありませんよ。道教、タオの教えにある様に、そして作家の池波正太郎先生がおっしゃる様に、善の中にも悪があり悪の中にも善がある、即ち人間は悪い事をしながら良い事もしている、これが世の中ってものではないでしょうか。

おっと、少々説教臭くなりましたね。今日からは一週間のスタート、皆さん張りきって参りましょう!!今週も本ブログを宜しくお願い致します!
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No title

まさに、まさに僕も同感です!我々は歴史の教科書、マスコミによって
旧日本軍のしたこと=極悪非情残酷のきわみという具合に”洗脳”されてきましたからね。。。最近いろんな本を読んでて自分が”洗脳”されて育ってきたことにようやく気づきました。

No title

ほんとに全く同感ですね!我々日本人は知らず知らずのうちに旧日本軍=野蛮、極悪非道、諸外国にひどいことをやらかした罪深き集団で、アメリカ様はそんな野蛮な国家、軍隊からわたくしたちをお守りいただいた、アメリカ様が核兵器をつかわなかったら日本はとんでもなく悪い方向にむかっていた、我々はアメリカ様に救われたナドなどちゃんちゃらおかしいことをちっちゃな頃から教師、教科書、マスコミに洗脳されてきましたもんね。。
僕は戦争に良いも悪いもへったくれもないと思います。旧日本軍がしたことだって諸外国と大差ないはずでアメリカという国は正義と自由のための聖戦と称し、世界中の人を今もなお大量虐殺してるではありませんか。私たちもそろそろというか早急に目を覚まさなければいけないですよね、ほんとに。。。

No title

DR.FEEL+GOODさん、コメントありがとうございます!

文春文庫に「悪魔祓いの戦後史」 稲垣武 著、という書があります。この本は、第二次大戦後、マスコミやいわゆる文化人と言われる著名人が、言論の分野において、いかに日本をミスリードしてきたかを詳細に記してあります。もう絶版かもしれませんが、アマゾンで安価で購入出来る筈です。是非ご一読をお勧めします。

本当に大マスコミ(新聞・テレビ・雑誌等)は、アメリカをご主人の様に崇め奉っているのが許せませんね。以前、本ブログでも触れましたが、欧米人種に正面から立ち向かった唯一の有色人種である日本人は、どこまでいってもアウトサイダーであり、エイリアン扱いなのは間違い無いと思います。決して右翼とかいう訳では無く、日本人として自立するしかありません。

僕の2年間の海外生活経験でも、正直人種差別は受けましたもん。まあ、僕は決してしませんし、日本人だろうと他国人だろうと、善人も悪人も居ます。
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