夏牡蠣の 潮したたる 網袋

其れにしても暑いなァ…。早朝から、愛犬のコロちゃんと散歩に出たのですけれど、人も犬も直ぐに息が上がる感がありまして、だって、5時前で既に30℃近い由、そりゃあ汗をかく訳です。コロちゃん、吃驚する程水を飲んでましたもんね。犬は汗腺がありませんから汗をかけず、彼女が体温を下げるには、とりあえず水を飲むしかありませんで、何だか気の毒になりました。エアコンを入れて扇風機を付けた処、其の冷風が直撃する場所でちゃっかり寝てましたけれど、風邪を引かなければ良いんですが…。

アメリカのフィラデルフィア、全米有数の学園都市でありまして、街の周辺まで加えれば、大学関係者が30万人以上住むと謂う、本邦ならば筑波でしょうか。グロテスクな話なんですが、此のフィラデルフィアでつい先日、マンホールからゴキブリが大量発生、其の数は数千匹を超え、地面を埋め尽くし、道路が見えない程だったとか。うぇ~、気持ち悪い!!どうやら下水道に大量の廃棄食品が詰まり、ゴキブリの餌となり、其れに加えて猛暑ですから、爆発的に繁殖したのでは、との事でありました。まァ、ゴキブリって、元々は熱帯雨林の昆虫の由、暑くなればなる程、こいつらには好条件なのでしょう。

もう随分前になるんですが、僕、新宿辺りで知り合いと飲んでいて、其の帰りに四ツ谷だったか、男2人でラーメン屋に入ったんですね。とりあえずビールを頼み乾杯、餃子が焼けるのを待っていましたら、カウンターの上を、猫が駆け抜けて行ったんです。「汚い店だなァ」と思っていたら、友人が、「ありゃ、ネズミだよ!」ですって…。流石に其処では何も食べる気がせず、這う這うの体で店を後にしました。どうやら此のネズミ、クマネズミと謂う種らしく、大きいのになりますと、40㌢を超す由、ううん、子猫と変わらないサイズであります。此のクマネズミ、先のゴキブリ同様、東南アジアの密林に棲んでいた由、そりゃ暑さは大歓迎な訳で、実際、数年前から、渋谷では此のネズミ、大量発生しているとか。そうそう、茨城の日立市の海水浴場では、サメが30匹も押し寄せていまして、とても泳げる気がしませんし、海水の温度も相当上がっているんでしょう、生態系が狂いつつあるんでしょうね。

昨日でしたか、僕、南極の氷山に亀裂が入っている動画を、ナショナルジオグラフィック誌のサイトで見たんですね。飛行機から撮影しているんですが、行けども行けども巨大な亀裂でありまして、氷山が分離してしまうんですって。其の分かれた氷山、三重県と同程度の面積であり、1兆㌧の氷の塊だそうで、ちょっと想像も付きません…。しかし、全世界の氷山が溶けたら、日本の30㌫は沈んでしまうそうでして、こりゃあ、地球温暖化を止めるのは、喫緊の課題でありましょう。

でね、此の地球温暖化が進めば、勿論様々な悪影響が出るのは間違いありません。スーパーコンピュータの予想では、2020年から50年の間で、巨大台風・熱波・ゲリラ豪雨が年々増加する由です。先日の福岡や大分を襲った豪雨、犠牲者のご冥福を心からお祈りしますけれど、此の様な惨事は、二度と繰り返して欲しくありません。しかし、自然とは怖いもの、2070年には、日本は台湾やフィリピンと同様の気温となり、四季が無くなるんですって。数日前の拙ブログでは、少子高齢化の暗黒の未来について触れましたけれど、其れに加えて、天候の悪化と謂うリスクもあるんですねえ、トホホ…。しかも、南海トラフ地震や、関東大震災の危険性は年々増している訳で、こんな状況で、原発を推進するなぞ、狂気の沙汰でありましょう。

話を戻しまして、此の国にとって最も怖いのは、地球温暖化で食糧が調達出来なくなる事と思います。先の巨大台風や熱波や豪雨は、日本を襲うだけではありません。諸外国も同様のリスクがあるんですから、そうなりますと当然、作物は不作になります。となると、先ずは自国民に食糧を優先するのは当然でありましょう。「日本に輸出する分は、申し訳無いけどありません」となった時、どうするんでしょう!?因みに、日本の食糧自給率は39㌫、先進国では最低の数字であります。そしてね、自治体毎の食糧自給率のデータがあるんですね。僕、大都市の人達は地方を見下してはいけないと痛感しました。だって、東京の食糧自給率は1㌫、神奈川は2㌫、大阪も1㌫、京都13㌫、愛知13㌫、何れも大都市ですから仕方が無い部分はあるにせよ、天変地異の際には余りに脆弱でしょう。では、何処から食べ物を持って来るかと謂うと、北海道の食糧自給率は208㌫、青森123㌫、岩手111㌫、秋田190㌫、山形141㌫、何でえ、全部東北におんぶに抱っこじゃねえか。しかもですよ、原発まで福島に押し付けて、電力だけは東京で甘受してるなんて、何処まで威張っているんでしょう。「東京だけハッピーなら良い」、こういうのが選民思想であり、最早ファシズムに近いですよ!山海の豊かな物産に恵まれた此処大分でさえ、此処数年は48㌫がやっとでありまして、此の国の総力を挙げて、農業を推進し庇護し、食糧自給率を上げるべきでしょう。

でも僕、日本人の技術力と創意工夫さえあれば、食糧の増産や自然保護は、そう難しいとは思っていないんです。原発を止め、太陽光や風力を用いた、クリーン・エネルギーを進めれば良いですもんね。そして、日本の灌漑技術は世界に冠たる物でして、例えばパキスタンの砂漠など、我が国の協力により、10年間掛かりましたけれど、今では緑に満ち溢れた綺麗な大地に再生しました。又、温暖化や海水汚染により出る赤潮、此れ、かっては瀬戸内海の代名詞でもあったんですね。でも、今では殆ど見られないんです。此れ、広島名物の牡蠣の養殖のお蔭なんです。牡蠣1個で、1日に風呂桶1杯分、凡そ300㍑の海水を濾過、プランクトンを食べ、海を綺麗にしてくれるんですね。瀬戸内では1年間で、65億個の牡蠣が養殖されている由、彼らは食べて美味しい上、青きところ 白きところや 夏の海、海水も浄化してくれる訳です。牡蠣って、人間の叡智が産んだ、天然の濾過装置なんですよね。此れからも、感謝の心で牡蠣を食べねば。

しかしねえ、為政者の皆さん、日本人が海外に行く際に「出国税」を新設するとか、消費税を上げるとか、年金は75歳からにするとか、国民から毟り取る事ばかり考えないで下さいよ。今後の日本の為、建設的で有益なお金の使い方をして下さい、切に切に望みます。

さて僕、日曜日から月曜日まで出張でして、拙ブログの更新は、週明けの火曜日になるかと思います。連日暑い日が続きますけれど、皆様体調管理には充分お気を付けになって、素敵な週末をお過ごし下さいね~(^.^)/~~~
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屋根の上のバイオリン弾き

作家の故団鬼六先生、彼はSM小説の大家でして、「花と蛇」が代表作ですけれど、僕、其れ以外の作品の方が、寧ろ好きなんですよね。人情味に溢れ剽軽で軽妙、粋を利かすと申しますか、人生の機微、裏表まで知り尽くした感があり、好みでした。さて、其の団先生、困った事に女性が大好きでありまして、80近くになり、大病を患った晩年も、キャバクラに日参、「身障者割引を…」と謂って叱られていたそうであります。其の団先生がご贔屓だったお店が、「熱帯夜」と謂う何だか怪しげなキャバクラでして、僕、勿論行った事はありませんが、其の店名通り、毎晩暑いですよねえ…。僕、どうにも寝苦しく、最近ずうっと、午前3時頃に必ず目が醒めまして、少々夏バテ気味、読者の皆様方、安眠出来る良い方法があれば、是非ご教授下さいませm(__)m。

さて、日本以上にホットなのは、矢張り何と謂ってもウクライナでありましょう。数年前から、ウクライナ国内は内戦状態が続いていますけれど、昨日、同国のドネツク州を拠点とする武装勢力が、「新たな国を樹立した」と宣言したんですね。其の名は「マロロシア」でありまして、どうやら「小さいロシア」、と謂う意味らしく、今後はウクライナ全域の支配を目指すとか。彼らの根拠地である此のドネツク州、人口が260万と謂いますから、大阪市と同規模、結構大きいんですよね。でね、此のドネツク州では、ロシア語が公用語とされ、流通する通貨もルーブルであります。おまけに、武器は全てロシア製なんですよ。何処からどう見ても、ロシアの傀儡政権の国でありまして、こりゃあ、プーチンの野郎が裏に居るとしか考えられません。プーチンって、「ロシアはウクライナを受け入れる用意がある…」とか謂いそうですもんね、恐ロシア…。因みに、ウクライナには24州あるのですけれど、其の内7つの州ではロシア語が使用されており、半分ロシアの様な物と謂う見方もあるんですよね~。しかし、ウクライナの殆どの地域は、ドイツやフランスを中心とするEU諸国が全面的に援助していまして、此れ、下手すると第3次世界大戦になる可能性がありますよ!?

でね、僕、憤慨したんですが、かなり重要なニュースだと思うのですけれど、日本の殆どのメディアでは扱っていないんですよ。毎日新聞と時事通信が少しだけ触れた程度、TV等では黙殺に近いんですよね。しかしまァ、物事の本質やニュースの重要性をまるで分かっておらず、日本の大メディアも終わってるなァ。ですから僕、ネットで海外紙を読んで、本件を調べたんですね。此の「マロロシア」の指導者は、アレクサンドル・ザハルチェンコなる41歳の男性でして、まァ、大胆不敵な面構えであり、人の謂う事を聞きそうに無い、頑固な顔をしているんですよ。でね、拙い語学力ながら英文を読んだ処、此のザハルチェンコ氏、技術系の大学を出て、電気技師や炭鉱技師として働いていたそうです。其の後、He rose to prominence in April 2014 as commander of a militia 、と書かれていました。彼は2014年の4月、義勇軍の指揮官として頭角を現した、と訳して良いかと思います。そして2017年、マロロシアの首長へとのし上がったんですね。昇進のスピードが速過ぎる気もしますけれど、恐らくロシアのバックアップもあったのでしょう。マロロシアVSウクライナ、と謂う図式でありまして、こりゃあ当分の間、此の地域から目が離せませんねえ。

さて、此のウクライナ、余り目立たない国なんですが、十数世紀に渡り、戦乱の渦に巻き込まれてばかりでした。其れも其の筈、先ず、場所が不運なんですね。ウクライナは、欧州の内陸国にとって極めて重要な、黒海に面しています。黒海に港があれば、様々な国と交易出来、地中海方面にも進出出来る訳ですもんね。トルコの首都、イスタンブールが其の象徴でありましょう。依って、黒海の幾つかの港は、古来から奪い合いだったんです。そして、ウクライナは、西にはかっての大国であるポーランドやルーマニア、黒海を隔ててトルコに面し、東はロシアと強豪国に挟まれています。しかもねえ、ウクライナって、欧州最大の穀倉地帯であり、様々な天然資源に富むんです。此処まで条件が揃いますと、虎視眈々と狙う国々が出て来て当然ですよね。ウクライナにはかって、キエフ大公国と謂う国があったのですけれど、遊牧民が殆どでしたから組織的に弱く、ジンギスカンに滅ぼされてしまったんです。其の後のウクライナは、リトアニアにポーランド、ロシアにオーストリアにドイツに征服された訳で、踏んだり蹴ったりでありました。特にロシアからは、何世紀にも渡って抑圧され続けた訳ですから、怨みは骨髄に達しているんじゃないかなァ。

其のウクライナには、コサックと謂う集団がありました。元々ウクライナの民は遊牧民であり、馬の扱いには習熟していましたから、コサックの成り立ちは、ロシアに対抗する為の馬賊の集団だったんですね。荒馬を乗りこなし、ライフルで武装し神出鬼没、ロシア軍を散々に苦しめたんです。今のウクライナ軍は其の末裔達でありまして、彼らがEUの最新鋭の武器を持って戦うんですから、相当強いと思います。

対するマロロシア、其のバックに付いているのは、謂わずと知れたロシアのプーチン大統領でして、僕、彼はウクライナの占領を中々諦めないと思います。と申しますのは、プーチンが心から尊敬しており、大統領の執務室に肖像画を飾っているのは、初代ロシア皇帝、17世紀の人、ピョートル1世なんですね。此のピョートル1世、希代の傑物でありまして、ロシアの国益の為、大領土を獲得した大人物であります。古色蒼然たるロシアを近代化すべく、皇帝の身でありながら、一介の大工に変装、オランダに渡り自ら造船技術を学んだと謂うんですから、凄まじい行動力の持ち主でありましょう。そして、1000人を超す技術者を雇い入れ、一気呵成にロシアを近代化させます。さて、ピョートル1世が挑んだのは、当時、バルト海全域を支配していた北欧の覇者スウェーデン、そして其の同盟国であるポーランドとリトアニアでした。流石に強敵でありまして、敗戦の憂き目に遭う事もしばしばでしたし、ロシア領内にも攻め込まれましたが耐えに耐え、21年間掛けてスウェーデン軍に完勝するんです。結果、スウェーデンやポーランドは領地の多くを喪い、バルト海の覇権はロシアに移ったんですね。此のピョートル1世以上の成果を、プーチンは執拗に狙っていると思われ、こりゃあウクライナも前途多難だなァ…。

しかし、こういう時こそ、利害関係が無く、温和な仏教徒である日本が、国連を通じて外交特使として、平和の為に一肌脱げば、国際社会での株が上がると思うんですけどね。そういう大局的な視野を持って、外交をして欲しいと願いますけれど、私利私欲に走る現政権の無為無策ぶりを見ていると、とても無理でしょうねえ…。

重いものをみんな捨てると 風のように歩けそうです

おはようございます。いや~、昨日の大分は蒸しました…。エアコンを切ると暫くして、汗が額にじんわりと滲む感じ、此れは堪りません。矢の如く ビアガーデンへ 昇降機、と謂う句がありますけれど、其の気持ち、分かるなァ。僕はキリン・ラガーかモルツかヱビスを好みまして、どうもスーパー・ドライって少々苦手なんですよ。飲み易いのは確かなのですけれど、苦味やコクが無い感じ、でもまァ、大汗をかいた後なら、どの銘柄でも美味しく頂けますよね。ところで「智恵子抄」で知られる詩人で彫刻家の高村光太郎先生、彼は大のビール好きだったそうですが、ニューヨークの芸術学校に留学していた時の事です。彼の彫刻にしょっちゅう悪戯するアメリカ人が居たと。光太郎先生、ビールで酔っていたのか、其のアメリカ人に喧嘩を挑み、得意の柔道で見事締め落し、其れからは悪戯がピタリと止んだとか。光太郎先生、繊細な詩人と思っていたのに、190㌢を超す大男でして、しかも彫刻で毎日腕力を使う上、柔道もやっていたんですから、強い筈ですよ。彼の詩に、「米久の晩餐」と謂う作品があるんですね。米久と謂えば、有名なすき焼屋さんでありまして、僕、浅草の本店に亡父と行った事がありますけれど、老舗なのに随分とリーズナブルでして、「今半」や「ちんや」、「ざくろ」に「瀬里奈」より断然安いですもんね。

顔とシャッポと鉢巻と裸と怒号と喧噪と、ビール瓶と徳利と箸とコップと猪口と、こげつく牛鍋とぼろぼろな南京豆と、そうしてこの一切の汗にまみれた熱気の嵐を統御しながら、ばねを仕かけて縦横に飛びまはる おう あのかくれた第六感の眼と耳と手の平に持つ銀杏返しの獰猛なアマゾンの群れと。八月の夜は今米久にもうもうと煮え立つ。

思わず、「米久の晩餐」の詩の一節をご紹介しましたけれど、凄い迫力でありまして、光太郎先生、さぞかしモリモリ食べてガンガン飲んだでしょう。彼の代表的な彫刻作品である「手」なんて、僕、国立近代美術館で見ましたけれど、其れは天を指差しており、相当パワフルでしたもんね。夏バテなんて無縁でしょうねえ、羨ましいなァ。

閑話休題、僕、今日は予定が詰まっていて中々忙しく、午後からは、看護部の皆さんに講義をする予定なんですね。で、昨日、其のレジュメを造るべく、文書を作成していたんですよ。様々な文献や資料や書物に当たっていた際、もうねえ、ショックで愕然としたんですね。今、ベストセラーになっている、新書部門では1位の、「未来の年表 人口減少日本でこれから起きること」 河合雅司著 講談社現代新書、此れ、衝撃の一冊でありましょう。僕、以前の拙ブログで、「人口減少を恐れるな」と書きました。でもね、僕の楽観的な予想は外れでして、謝ります、ごめんなさいm(__)m。思っていた以上に極めてシリアスであり、此のままでは将にディストピア、暗黒の未来が待っている様に感じました。

著者の河合先生は、産経新聞の新聞記者を経て、大学教授や省庁の委員を歴任された方です。さて、此の書は、全てデータや数字から成るんですね。此のまま、無為無策で少子高齢化が進めば、現在1億2653万人の人口が、2065年に8808万人、2100年には5000万、2200年には1380万、3000年には2000人になる、と謂う事でありました。しかもね、人口構成が本当に深刻なんですって。例えば2042年ですけれど、14歳以下が1200万、15~64歳が5900万、65歳以上が4000万となるそうです。労働人口が激減、独居老人が激増と謂う計算になるそうなんですね。3軒に1軒は空き家となり、自治体や社会保障や公共サービスは破綻、認知症患者が700万を超える由、此れ、東京五輪だ、プレミアムフライデーだ、キッズウィークだ、アベノミクスだ、なんて浮かれている場合じゃありませんぜ。

勿論、統計の数字を鵜呑みにするのは危険です。僕、此れから類書を探し、読み耽り、拙ブログで順次ご紹介しようと思うんですが、人口減少でお先真っ暗と謂う書は数多くあれど、人口増加で皆がハッピーの本など、見た事がありませんもんねえ…。

さて、此の「未来の年表」を読んでいて、提言も幾つかあるのですけれど、著者の意見を参考にしながら、僕なりの再建案を考えてみたんですよ。先ずね、2060年頃が、最大の危機でありまして、今より人口が4000万の減、そして国民の2・5人に1人が高齢者になるとか。誰も住んでいない土地が、国土の20㌫を占める由、こうなりますと、国の防衛すら難しくなり、外国人が無人の地域を不法占拠するケースが予想されるとか。となりますと、今年が2017年でしょ。タイムリミットは後50年です。此の間にスクラップアンドビルド、此の国をリフォーム、造り直さねばなりません。極めて難しいのは、「出生数の減少」「高齢化の増加」「労働人口の減少」の3つを同時進行で取り組まねばならず、此れ、全てがリンクしているんですが、其の原因は夫々異なりますもんね。しかも、此の少子高齢化、先進国は多かれ少なかれ抱えている問題ですが、日本程深刻なケースは無い上に、世界史上、未だかって前例がありません。

其の処方箋ですけれど、今僕が思いますのは、先ずは発想の大転換です。高度経済成長の成功体験なぞ百害あって一利無し、とっとと忘れるべきです。此れからは、長く厳しい撤退戦な訳で、如何に無駄な経費を削減するかでしょう。人口が激減すれば、当然GNPや株価なぞ落ちる一方でしょ。経済優先より人間優先、日本人が生き残る為の思考をすべきです。そしてね、此の国の最大の無駄である、各種公務員は勿論の事、市町村に県に区に府に道に国会の議員達、9割以上削減すべきです。人口が減るんだから、当然でありましょう。そして、天下りや無駄な公共事業、特殊法人は全廃ですね。此れを実行するだけで、毎年数十兆円が浮く筈ですよ。其のお金を、ポイントを絞って重点的に配置すると。其れはAIであり、最先端技術や最新の研究であり、子育て支援であり、教育と人材育成であり、地方移住であり、天災対策でありましょう。もうねえ、人口が減るんだから、道路も新幹線も原発も不要でしょ。でね、リスクマネジメントの観点から見ても、東京一極集中は駄目ですよ。行政機能のみ残し、大阪を首都にし、陛下は京都でも良いじゃありませんか。東北復興の為、一部機能をそちらに移すのもアリでしょう。若者が各自治体に分散する施策を取らねば、此の国の地方はスカスカのボロボロになるでしょう。となりますと、現政権に此の様な大転換期を担う能力があるとは、とても思えません。そして、此処までの惨状を、手をこまねいて見ているだけだった自民党には、1日も早い退陣を望みます。だって、僕達に残された時間は後50年ですよ。人口の余力も経済力もある、今のうちに手を打たなくては。

でもね、今までに多くの試練を乗り越えて来た日本人ですもん。僕、必ずやきっと、此の国難を乗り越えられると信じて止みません。だって、明治維新の頃、弱肉強食の帝国主義の時代、ロシアにアメリカにイギリスにフランス等々、列強各国が鵜の目鷹の目で我が国を狙っていた時、日本の人口は精々3000万ですよ。其の最大のピンチを、西郷さんや高杉晋作先生、大久保利道らの大活躍で見事に切り抜けた訳で、僕、今こそ教育に予算を使うべき、そう思えてなりません。アベのオトモダチに、国の財産をプレゼントする余裕なんてありませんぜ。

冒頭触れました、高村光太郎先生の有名な詩に、「道程」と謂う作品があります。僕の前に道はない 僕の後ろに道は出来る、でありまして、兎に角、国民の叡智と総力を結集して、皆で頑張りましょう!!

ruta de la plata

読者の皆様、おはようございます!三連休の方も多かったと思いますが、如何お過ごしでしたか!?其れにしても暑かったですよね~☀日中、立っているだけで背中がチリチリと焼けつく感じ、いやァ参りました。其の暑さの所為か、何をするにも集中力に欠けた気がしますし、あれ、確か未だ梅雨明けしてないですよねえ…。昼顔の 花咲く濱の 真砂路に 跡もとどめず 夕立の雨、ホント、少しぐらい降れば良いのに…。だって、今朝は自転車に乗って早目にオフィスに着いたんですが、室温が33.5℃ですよ。んもう僕、Tシャツは汗でしとどに濡れていますし、其のまま帰りたくなりましたもんね。連休中、映画でも行きたかったのですけれど、観たい物は左程無く、暑い最中、劇場までの道中を考えると、ついつい億劫になりまして、僕、寝るかスイカを食べるか、ハイ・ボールを呑むか読書をするか又寝るかで、すっかり怠惰に過ごしてしまいました。

でね、読書をしながらTVを見たりしていたんですが、どうもね、近年、愛国的と申しますか、右傾化って謂うのかなァ、日本礼讃の番組が、非常に目立つ様に思います。ホラ、外国人が日本に来て、此の国の素晴らしさを語ると謂った内容の番組ですよ。「YOUは何しに日本へ?」「所さんのニッポンの出番!」「世界が驚いたニッポン!」「世界ナゼそこに日本人」等々、結構目立ちまして、此れね、自分で自分の事を褒めちぎるってのはどうなのかなァ。自画自賛ってカッコ悪いですぜ。尤も、かっての自虐史観と謂いますか、矢鱈と「日本が悪かった」と謂うのも不健康ですよねえ。もう少しバランスの取れたプログラムにすべきでしょう。

僕、つくづく思うのですけれど、ヘイトスピーチや他国への批判にネットの炎上等々、此処数年、此の国は随分と排他的になっている様に感じるんです。此れ、全く宜しく無いと思うんですが、日本って、原材料輸入加工品輸出の国でしょう。其れで此の国が成り立っている訳で、資源に乏しいですから、世界各国が仲良く平和で、輸送網が安全で無ければ、日本経済は破綻ですよ。だって、マラッカ海峡なり、シナ海で戦があったら、中東から石油が来ませんし、日本車だって運べないですもんね。ならば、排他的な考えは止め、多様性を尊重し、様々な国々と仲良くする事が、国益に適っているのは自明の理でありましょう。どうもねえ、アベの野郎、一戦やらかす心算なのか、妙に好戦的でしょ。大きく間違っていると思います!そりゃね、中国に韓国に北朝鮮の面々、非常識かつ礼を失している、僕だってそう思いますよ。でもね、一緒になって大騒ぎしたって、相手は益々エキサイトするだけ、ならば、以徳報怨、徳を以って怨みに報ず、広い度量で応えましょうよ。先ずは相手の意見をきちんと傾聴、そして、冷静沈着に是々非々で、反論すべき処はきちんと反論するしかありません。何故か此れをしないでしょう。時には相手側の言いなりだったり、時には居丈高に強硬な姿勢を取る、全くの矛盾でありまして、これじゃあ信頼関係なぞ生まれませんぜ。

かっての日本人は、今とは全く違いました。僕、週末は様々な史書を読んでいたのですけれど、感心して膝を打つ事ばかりだったんですね。先ずは北から行きましょうか。青森の五所川原、此処はねぷたで有名ですけれど、十三湊--とさみなとと読みます--と謂う、天然の良港であり、大遺跡があるんですね。其れに加え、此処から秋田や盛岡に掛けて、多くの遺跡が発見されています。何れも、アイヌに韓国、中国にロシア北方民族との交易があった事は間違い無く、其の関連の土器が多く見つかっています。其れは、鎌倉時代から江戸時代まで、連綿と続いていました。お次は古代出雲でしょう。現在の島根県の辺りですけれど、此処は謂わずと知れた出雲大社があり、中国や韓国と盛んに交易を行っていました。時代は下がりますけれど、蘇我氏にせよ秦氏にせよ、韓国や中国から来た訳で、でも、大和朝廷の重臣ですもんね。渡来人達は、当時の最先端技術を大陸からもたらした訳で、彼らが日本に果たした役割は極めて大きいでしょう。そして、戦国大名で高知県に君臨した長宗我部氏、彼らは自分の系図に、祖先は秦の始皇帝と書いていますから、中国から来た人達ですね。また、岡山の宇喜多氏、彼らも戦国期の大大名ですが、古代の韓国にあった、百済の国の王族の末裔と謂われています。山口の大内氏も同様ですね。でも、其の彼らが、夫々の地域で大名にまでなっている訳で、此の国に如何に偏見が無かったかが分かります。

先の島根県にある石見銀山、此処はかって、世界の銀の3分の1を産出したと謂われています。ゴールド・ラッシュならぬシルバー・ラッシュな訳ですが、此の銀を使い、日本商人達は、凄まじいまでの国際ネットワークを持ち、海外に雄飛したんですね。戦国期には、遠く欧州にまで知られていたとか。将に銀の道と謂えましょう。でね、当時の記録で興味深いのが、長崎の平戸から東南アジアまで、中国船に日本銀を積んで運んでいた処、イスラム海賊が襲い、紆余曲折があって、最後はポルトガル人の手に落ちたと。船乗り達は、韓国人に中国人に日本人、そして韃靼人--シルクロードのモンゴル系の民です--から成るんですって。又、先の記録は、黒人奴隷の証言を残した物でして、いやあ、今から600年近く前に、此れだけの人的交流があったんですね!そして、其の日本銀や様々な物産が集まり、商取引が行われるのが、マレーシアのマラッカでありまして、其処には、東西の民が入り乱れ、60近い国や地域の人々が集まっていたとか。

さて、大阪の堺、福岡の博多に鹿児島の坊津、大分の府内、長崎の平戸や出島、そして沖縄の琉球王国等も、盛んに多国間貿易をしていたのは広く知られる処です。でね、僕、へええと感心したのが、琉球列島の喜界島の城久--ぐすく、と読みます--遺跡です。現在人口7000人の小さな島なのですけれど、此の喜界島、かっては、国際交易の中継地として、大流通センターとして、大いに栄えていたそうなんですね。大量の土器が出土しているのですが、或る物は長崎の物に酷似し、また或る物は鹿児島や熊本の物と使われている技術がそっくりなんだとか。又、中国や韓国や東南アジア風の土器も大量にあるそうでした。でね、僕、ネットで其の土器を見て、笑っちゃったんですが、焼肉屋さんの石焼ビビンバの器にそっくりなんですよ~。古代からビビンバを食べていたのかしらん。でね、島の人口を考えれば、残された土器が余りに多過ぎますから、此れはきっと、異文化交流があったに違いないと、学者の間では考えられているそうです。古代の喜界島に、中国や韓国、日本や琉球諸島に沖縄、そして東南アジアの民が集い、唄って踊って一献酌み交わしただなんて、何だか素敵に思えませんか!?

実際僕、豪州に住んで居た折には、同様の経験があります。大分に戻ってからも、ひょんな事から大分大学の留学生と知り合いになり、日中台韓、シンガポールにマレーシアにインドネシア人が寮に集いまして、国際交流と謂う名の、野郎だらけの単なる飲み会を開催した事があります。僕の上手?な英語が、最初は上手く通じていたんですが、最後は酔っ払い、何故か筆談になって大笑いして、いや、楽しかったなァ…。矢張り日本は、四方を海に囲まれた海洋国家でありまして、だからこそ、近隣国と相和し、意気投合し、仲良くする事は必須と思います。誰だって、戦争なんてしたくありませんもんね。そして、古代や戦国の民は勿論の事、僕の様な凡人ですら、外国人と仲良く出来るんですよ。日本人皆が、出来ない筈がありませんよね♡

○ doctor strange ○

この島の 魚になりて 泳ぎたし、こうも暑くなって来ますと、プールにでも行きたくなりますよねえ。僕、小学4年生の時、クロールで市で2位になりましたから、水泳は得意なのですけれど、かって湯布院に行った際、温泉のプールがあったんですね。今でも金鱗湖の横に其れが残っていますけれど、其のプールで泳いでいたら、流石に温泉ですからね、どんどん体温が急上昇、のぼせてしまいまして、ありゃあ参ったなァ。でもね、幾ら温泉と雖もプールですからついつい泳いじゃう訳で、高血圧の人には、決して宜しく無いでしょう。結局、何時の間にやら其処は閉鎖されてました…。

とまァ、こんな呑気な事を考えながら、新聞や雑誌を読んでましたら、僕、うう~んと考え込んでしまいました。ほら、つい此の間、ドイツのハンブルグで、G20サミットがありましたよね。日本では全くと謂っていい程報道されなかった由ですが、其のハンブルグでは、大規模な暴動が起きていたとか。僕、早速動画で確認した処、帽子からサングラスから靴から、全身黒づくめの大勢の男達が、火焔瓶や発煙筒を手に取り、街中を破壊していたんですね。彼らは、ブラック・ブロックと呼ばれる集団らしく、暴力や破壊活動のプロなんだとか。実際、バスの乗客がスマホで撮ったと謂う動画を見ていましても、ブラック・ブロックは如何にも手慣れた感じでして、手際良く車や建物に放火、ATMから商店から壊しまくっているんですよ。150人を超す警官が負傷したとの事でした。恐ろしいのは、今回のサミットの様な大規模な催しの際、欧州全域から三々五々、続々と集結する由でして、フェイスブックやラインやツイッターで集合を掛けるんですかねえ!?何とも皮肉なのは、其の暴動の際、各国首脳はベートーベンの歓喜の歌を鑑賞し、晩餐会を開いていたとの事でした。此れは僕の推測ですけれど、欧州のみならず、全世界で経済格差が生じ、そして国家は国民を監視する体制になっていますよね。其れに対する反発でしょうし、晩餐会の最中に、此の暴動が起きたって、何だか象徴的に思えました。僕、フランス革命を思うんですが、当時の農民達って、じゃが芋のスープとベーコンにパンがあればご馳走だった訳でしょ。ところが、ルイ16世の食べていた物って、贅を極めた物でした。1食で、牛が1頭、若鶏を30羽、鳩を20羽、其れに加えてウズラに七面鳥、各種ワイン、そして何種類もあるスープにデザート、果物にパイにパンでありまして、無論ご相伴に預かる人は居たんでしょうが、こりゃあ幾ら何でもやり過ぎでしょう。おまけに、広大な宮殿を建て、豪奢な洋服に貴金属を身に着け、食事の際には楽隊が演奏、こんな事を繰り返していれば、革命が起きるのは必然ですよね。でも、現代だってちっとも変らない訳でして、確か、各国を代表する大富豪62人の資産を合わせれば、全世界の半分のお金になるとか。

実際、テロ行為は増しつつある気がしてなりません。イスラム国やタリバンやアルカイダは、世界中で犯罪を繰り返していますし、ナイジェリアのテロリスト集団、ボコ・ハラムは昨日、同国内で爆発物を仕掛け、50人を超す死傷者が出ています。近年は鳴りを潜めていますが、ペルーのセンデロ・ルミノソ、インドのラシュカトレイバ、トルコのDHKPC、南米全域に勢力を持つ麻薬カルテル、エジプトのジハード団、アメリカのKKK、ドイツのネオナチ、オーストラリアのワン・ネーション、ルーマニアのRPM等々、危ない連中は枚挙に暇がありません。我が国だって、オウムの連中が居たじゃありませんか。

彼らは或る意味、純粋な人達だったのかもしれません。確かに経済格差や新自由主義やグローバリズムは、僕も大問題だと思いますし、是正すべきでしょう。でもねえ、目的を達成する為には手段を選ばないなんて、大の大人がする事じゃありませんぜ。ならば、正義の為には何をやっても良いとなる訳でしょ。しかもね、多様性や様々な価値観を決して認めず、己の正統性優位性だけを主張するだなんて、幼稚だなァ。僕、正直謂って苦手な人も居ますし、直ぐに顔に出ちゃうんですが、どんな人に対しても、謹んで傾聴しようと、肝に銘じています。作家の橋本治さんが書かれていましたけれど、「現代社会は、知性とモラルが分離している」でありまして、僕、全面的に同意しますねえ。

腹の立つ事ばかり、矛盾ばかり、此の世は兎角住み辛いんですが、感情で物事を判断しても、何も良い事はありません。此れ、貧弱ですけれど、僕の人生経験から得た鉄則です。でね、「教養とは人の心が分かる事、常識とは人の心を思いやる事」と謂う言葉があるじゃないですか。僕、安易なテロ行為に走る前に、先ずは真摯に勉強し、様々な事柄に理解を深めるべきだと思います。人の一生は、重荷を負うて遠き道を行くが如し、急ぐべからずと、徳川家康公の言葉通りですよ。敵対する宗教さえ無くなれば、此の世は全て上手く行くだなんて、そんな安直に事が運ぶもんか。

つい此の間、エジプトの修道院で、紀元前の処方箋が見つかったそうです。羊皮紙に書かれた此の処方箋、医学の父と呼ばれる、ヒポクラテスが書いた物と謂われているんですね。此のヒポクラテス、紀元前の人でありまして、当時の医学は、シャーマニズムやアニミズム、殆ど呪術に近い物でした。ところがヒポクラテス先生がやった事は、病気は神々の所為では無く、生活習慣に依るものだ、ならばじっくりと患者さんを観察し、人間の自然治癒力を重視しようと謂うアプローチでした。解剖や検査も行った様ですし、脈を測りカルテを書き記録に残し、手術もしていた由、もう、医師の顔を持った科学者でありましょう。技術は稚拙だったでしょうし、今の目から見れば過ちも多い様ですが、考え方の根本や勉強の方向性は、極めて正しかったのではないでしょうか。月日は流れて幾星霜、数千年の時を経た現代、ヒポクラテスの精神を継承した優秀な人達の手で、医学は進化し続けています。AIに依る大腸ポリープの診断は、2019年からテストを始めるそうです。又、東大の先生方は、マウスの全身を透明化する事に成功、そして、癌の部分が光る様にしたそうでして、細胞レベルで分析が可能なんですって。此れ、其の他の多くの難病の解明にも繋がる由、絶間無い勉学と試行錯誤と向上心の賜物でしょう。僕、此の先生方を、心から尊敬して止みません。

こうした素晴らしいドクター方が、人を救うべく必死に頑張られておられるのに、テロ集団の連中は、いとも簡単に人命を奪う訳でしょ。其れねえ、人類に対する冒涜ですし、こいつら、自分が怪我や病気になったら、きっとお医者さんに泣きつくんですよ。でもね、罪を憎んで人を憎まずでありまして、イスラム国から日本に逃げて来たドクター達がいらっしゃるんですね。彼らの出身地は、此の前解放されたばかりの、イスラム国の首都モスルでありまして、連日の空爆が続く中、命からがら脱出、現在は名古屋大学で最先端医療を学んでおられるとか。何れ近いうちに帰国、日本で学んだ医療技術で、故郷の患者さん達を救う心算だそうで、僕、此の記事を読んで涙が止まりませんでした。此れぞ真の男であり、知性と行動力の融合であり、テロ集団とは全く異なる、高貴な精神と謂えましょう。こういう方々が居る限り、僕、モスルの地は、必ず復興すると信じています。

明日から三連休の方も多いと思います。日本中で酷暑が続く気配ですが、皆様、水分補給を忘れずに、素敵な週末をお過ごし下さい。其れでは、連休明けに、セイム・タイム、セイム・チャンネル、拙ブログで又お会いしましょう(^.^)/~~~