THE MARVERICK

読者の皆様、おはようございますm(__)m。柚子の香や 秋も暮れ行く 夜の膳、いや~、昨日は遅かったものですから、眠くて仕方がありません。でもまァ、有益なお話も沢山聞けましたし、良かった良かった。アテンドして頂いた皆様には、此の場を借りて厚く御礼申し上げます。本当にありがとうございましたm(__)m。

昨日、色々な方々のお話を聞きながら痛感したのですけれど、言葉って本当に大事ですよね。人生、どんな局面になろうとも、コミュニケーションしか無い訳ですから、人間、言葉をゆめゆめ忘れてはならない、そう思えてなりません。と申しますのも、もう総選挙が迫ってますよね。どうやら、今月28日に臨時国会を開き、いきなりの解散なんだとか。まァ、何も北のミサイルが飛び交う中でそんな事をしなくともと思いますが、解散総選挙は総理の権限ですものね、其れについては仕方が無い事かもしれません。でもね、僕、此れは決して看過出来ないなァと感じましたのが、通常の国会運営ですと、総理の所信表明演説や、各党の代表質問ってあるんですね。血税を使って国会を開く以上、言論の府として当然の事でありましょう。ところがね、アベの野郎、所信表明演説も無し、各党の代表質問も無しだそうで、此れ、戦後政治が始まって以来の事なんだとか。あのねえ、大馬鹿揃いかつ、傲慢で恥知らずの自民党の連中に教えてやりますが、知らざあ謂って聞かせやしょう。内閣の役割とは、国会を通じて、総理自らの言葉で、真摯に国民にメッセージを伝えるのが、議会制民主主義の基本中の基本じゃありませんか。こんな暴挙を許すのであれば、もう国会なんて開く必要はありませんぜ。国会における議員活動の全ては、言論、即ち言葉に依るものです。様々な問題は、全て言葉によってやり取りをし、そして解決して行く訳ですよね。でもね、自分は演説をしない、各党の質問も許さない、アベ総理、アナタ、言葉すら否定している気がしますし、もう此の馬鹿、独裁者気取りですよ。言葉を否定するって、人間の営み其のものを否定している気がして、僕、肌が粟立つ程の恐ろしさを感じます。あのヒトラーやスターリンや毛沢東ですら、演説をしたのにねえ…。大分弁で謂う処の「アベんやた~、おじい、おちゃきい、好か~ん」、アベの奴、怖い、横着者、大嫌い、でありましょう。

でね、此れまた恐怖を感じたんですが、藤原肇さんと謂う、理学博士であり作家の先生がいらっしゃいます。藤原先生、多国籍石油会社の開発担当として、世界を股にかけて大活躍された方でして、現在はご自身も2つの会社の社長を務め、そして大学にも籍を置く傍ら、執筆活動にも勤しんでおられる方なんですね。出した書籍は30冊以上なのですけれど、或る1冊だけは、日本で出版されていないとか。JAPAN'S ZOMBIE POLITICS、日本のゾンビ政治と謂うタイトルなんですね。どうやら此の本、アベ政治を真っ向から痛烈に批判している由でして、当初は日本でも出版されたそうなんですが、重要な部分は殆ど削られ、絶版になってしまったとか。僕、藤原先生って、言葉を信じる真っ当な方だなァと尊敬したんですが、何と全編を英語で書きなおして台湾で出版、欧米の図書館や研究機関に配布して対抗したんですって。アベのヤロウにとって、よっぽど都合の悪い、本当の事を書かれたんでしょうね~。でもねえ、テメエは日本国民の血税で喰ってる癖に、其の国民を騙そうだなんてとんでもありませんぜ。だって僕、今さっきアマゾンで注文しちゃったもんね~、おしりペンペン、ざまあみろ!

そう謂えば、日本では異常なまでに評判の悪い小沢一郎さんですが、海外で認められている本邦の政治家って、実は彼だけなんですよ~。イギリスの超名門のオックスフォード大が出した本で、OZAWA ICHIRO JAPAN POLITICS、と謂う書がありまして、「小沢一郎と日本政治」と訳して良いんでしょう。また、フォーリン・アフェアーズと謂う雑誌がありまして、此れ、国際政治の分野では世界一の権威を持つんですが、「追い詰められた改革者」と謂うタイトルで、小沢一郎が取り上げられました。僕、かって、国際政治の専攻で大学院に通っていまして、恩師のC教授からドイツ留学を薦められ、余り考える事無く、思い切り断ったのは一生の痛恨事なんです…。其れは兎も角、台湾の雑誌には僕の論文を載せて貰ったんですが、其のフォーリンアフェアーズ誌に掲載すると謂うのが、当時の目標だったですもんね。そしてアメリカのタイム誌、此れは世界初のニュース雑誌でして、地球規模で売れているんですが、小沢さんは、THE MARVERICK、異端者、と謂うタイトルの特集が組まれ、表紙になりましたもんね。結局、日本人の政治家で、欧米の超一流大学や出版社に認められたと謂うのは、小沢一郎只一人なんですよね。でも此れ、大マスコミは嫌がるでしょうし、彼に対するアレルギーを持つ人も多いでしょうが、厳然たる事実であります。

話を戻しまして、今朝、日経ビジネスを読んでましたら、大変興味を覚えた記事がありました。『「知の解放」が歴史を動かす』と謂う物なんですが、要約しますと、人類の歴史を振り返れば、「知を開放」する事によって、進化や発展を遂げて来たと謂うんですね。古代ローマでは史上初めて成文法が出来、其れをローマ市民に開放する事により共通の理念が生まれ、パクス・ロマーナの大発展に繋がったそうです。中世のヨーロッパでは出版技術が発達した事により、聖書が爆発的に普及、宗教改革が起き、カソリックへの否定から、新たなムーヴメントとしてプロテスタントが生まれたと。そして近代になりますと、産業革命が起き、国民を教育する必要が生じ、そして、識字率が格段に上がったそうです。其の流れに付いて行けなかった、帝政ロシアは滅んでしまったとか。そして現代ではインターネットが、新たな「知の開放」であろうと。そして、此れを規制する様な組織や国は必ずや滅びるであろう、と謂う内容でありました。

閑話休題、日本人の本離れが謂われて久しいですけれど、此れ程、大小多数の出版社がある国って、僕、日本位だと思うんです。世界一の古書街である、神田神保町もありますしね。今、此の国の行方は問題が山積、ペシミスティックになりがちですけれど、日本人の知的好奇心が旺盛なうちは、此の国はまだまだ大丈夫、僕、勝手にそう思っているんです。

だってね、大手の新潮社に文藝春秋に岩波、集英社に角川に中公、皆さん、廉価な文庫本を出し、日本人の知性と教養に、多大な貢献をしてるじゃありませんか。僕、本当に尊敬しますもん。僕、中でも大好きなのが講談社文庫とちくま文庫なんですよね♡講談社は、日本人の知性の向上に寄与しようと謂う心意気が感じられるんです。と申しますのも、講談社文庫以外にも、講談社文芸文庫、講談社学術文庫と謂うライン・アップがあるんですね。文芸文庫の方は、古今東西の埋もれがちな旧著名著を、系統的にリリースし続けています。学術文庫の方は、人文・社会科学に自然科学を網羅、そして歴史系や思想系も豊富に出版していまして、僕、随分お世話になりましたもんね。そしてちくま文庫ですけれど、本当に幅広くて、知られざる名著を出すのはお家芸ですし、何より、文庫サイズで安価に、個人全集が読めるんですよね。確か僕、かってちくま文庫で、シャーロック・ホームズ全集全10巻を買いましたもんね~。其の一方、マイナー出版社も頑張っています。カウンター・カルチャーの雄、東京キララ社。乗り物マニアにはイカロス出版。軍事系なら原書房に光人社。サブカルチャーのミニコミ、点線面社。映画好きなら決して外せない、洋泉社。野球ならばベースボールマガジンに「野球太郎」の廣済堂出版。こんな趣味的な事を書いていたらキリが無いので、おつもりにしましょう。よおし、今日は仕事が終わったら、是非とも書店に行って、読書の秋でもありますし、ゆっくり本を選んで、知と言葉を愉しみ、リフレッシュしようっと!
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♔ Her majesty ♔

先週でしたか、オリンピックの次期開催国が決まったそうで、2024年がパリ、2028年がロスとの由でした。一見お目出度い様にも思えるのですけれど、実は辞退している国や地方が殆どなんですよね~。ざっと拾ってみましょうか。アメリカでは、サンフランシスコ・ニューヨーク・ボストン・ワシントン。カナダのトロント。UAEのドバイ。カタールのドーハ。インドのニューデリー。トルコのイスタンブール。フィリピンのマニラ。韓国の釜山。台湾の台北。メキシコのグアダラハラ。ロシアのサンクトペテルブルグ。イタリアのローマ。ドイツのベルリンにハンブルグ。南アフリカのダーバン。ハンガリーのブタペスト。モロッコのカサブランカ。ウクライナのキエフ。何れも其の国を代表する都市なんですが、将に死屍累々と申しますか、皆さん、何処かの段階で誘致を断念したんですね。僕、賢明な選択だったと思いますねえ。正直申し上げて、五輪ってお金が掛かり過ぎますよ。東京五輪を例に取れば、精々1か月のイベントに3兆も投資する訳でして、しかも此れ、分かっているだけで此の金額ですもんね。でね、日本の大マスコミは疾しい沈黙を決め込んでますが、イギリスのザ・ガーディアン紙がすっぱ抜きました。判明しているだけで170万ユーロのお金が、日本からIOCに振り込まれた由でして、「世界スポーツ史上最大の嘘」と思い切り書かれているんですが…。今日現在で、1ユーロが約134円ですから、170万ユーロとなると、大体3億円ですか。分かっているだけで此れだけの賄賂ですよ~。

此れ、蛇の道は蛇でして、収賄って、色んなやり方がありますもんね。かって、バブル期に流行ったのが、絵画を使うやり方です。政治家が、二束三文の絵を適当に買って来るんですね。すると或る日、画商が政治家のオフィスに来ると。「おお~、流石は先生、お目が高い!素晴らしい絵ですなあ!」と絶賛しまして、「是非1億で買わせて下さい!」となるんですよ。となりますと、僅か数万円の絵が1億に化け、正式な商取引と謂う訳です。其の1億を用意した黒幕は別に居まして、画商を介在した裏献金なんですね。此の手口、使い古されたやり方ですから、平成の今ではもっとリファイン、洗練された手法になっている筈ですよ~。ですから、日本からIOCに流れたお金って、こんなもんじゃないと思うなァ。日本で行われたサッカーワールドカップでも同様でしょ。だって、ワールドカップに出た事も無い国が開催するなんて、史上初だった訳で、其処に裏金が介在しない筈がありませんや。実際、其の手の記事、僕、見た覚えがありますもん。

でもねえ、スポーツを通じて自国の名を広め、ついでにインフラ整備をすると謂うビジネスモデル、幾ら何でも古過ぎませんか!?僕のこよなく愛するボクシングではかって、ランブル・イン・ザ・ジャングル、密林の闘いと呼ばれた、世紀の一戦がありました。モハメド・アリVSジョージ・フォアマンの試合でして、此れ、コンゴのザイールで行われたんですね。結果はアリの奇跡的な勝利に終わりましたが、全世界に生中継され、コンゴの独裁者の国威発揚の為、政治利用されたんです。アルゼンチンで行われた、サッカーワールドカップも同様ですよね。でもねえ、其れって何れも1970年代でありまして、「衛星生中継」と謂うだけでオオッとなる時代でしょ。あのね、今は2017年ですよ。衛星生中継なんて、NHKの大リーグじゃありませんが、毎朝やってますぜ。おまけに、ツイッターでもフェイスブックでもインターネットでも、瞬時に全世界と繋がる時代ですよ。ホント、馬鹿馬鹿しいなァ…。

パラダイム・シフトと申しますか、世の中の出来事って飛花落葉であり万物流転、常に移り行くものでしょう。日本支社は大丈夫だそうですが、トイザらスが経営破綻したニュースには驚きましたし、ローリングストーン誌も身売りでしょ。三越伊勢丹も経営不振が深刻だそうです。此れ、時代の流れの速さを痛感しますよね。先ず、トイザらスですが、謂わずと知れた玩具小売りの世界的大手ですよね。でも、今って、アマゾンや宅急便を利用すれば、わざわざ店舗に行かずとも、何時でも発注出来ますもんね。ローリングストーン誌は1967年創刊ですから僕と同い年、何だか感無量ですけれど、サブ・カルチャーにおいては世界的な雑誌でした。矢張り、ネットの情報量の多さとスピードに負けちゃったんでしょうねえ…。そして三越伊勢丹は大手百貨店ですけれど、衣料品が売れないのが不振の最大の原因とか。そりゃそうですよね。ユニクロの方が安価で手軽ですもんねえ。全国の百貨店の売上って、下がる一方でして、斜陽産業である事は間違い無いでしょう。実際、世界初の百貨店であるフランスのボン・マルシェも、超老舗のイギリスのハロッズも、とっくに身売りしてますもんね。

話を戻しまして五輪なんですが、僕、東京でする位なら、もっとお金の使い道ってあると思います。例えば日本全国津々浦々にある、大小の橋です。建物って、色々な意味で50年が寿命、そう謂われていますよね。でね、日本の橋って、2030年には、凡そ9万橋が築50年を超すんですって。メンテナンスやアフターケアを丹念にやっていれば、50年以上持つんでしょうが、何せ公務員が無駄遣いばかりしてますからねえ。恐らく、何もやってないと思われます。後20年もすれば、全国各地で橋が崩落する事態が、頻々と起こるかもしれません。どうします!?其の上、少子高齢化、赤字国債、原発の後始末、年金、医療費の急増、TPP、内政問題は山積している訳で、僕、現政権の面々には、当事者能力なんて全く無いと思いますよ。今朝の産経と朝日に出ていましたが、ホームレスの平均年齢が60歳を超えた由、彼らは医療や介護を受けられませんから、其れが社会問題になる由でした。又、三重県の四日市市で、日本の小学校に通うブラジル人の少女が、殺された事件がありました。行政も警察も児童相談所も全く無力だった訳です。ホント、此の国は、何をするにも後手後手でして、これじゃあ、どうしようもありませんぜ。僕、上記の諸問題にしても、政治家も官僚も知らない筈は無かったと思うんです。見て見ぬふりをしてただけでしょ。僕、下手糞ですが将棋をこよなく愛しているんですが、強い人って、盤面全体を常に見ていて、自陣の弱い処は、攻められる前にきちんと受けてますもんね。ホント、政治家も官僚も、将棋でも指して、ちっとは勉強して欲しいですよ、全く!

閑話休題、其れらの諸問題を起こしたのは、冴えないモテない男どもでありまして、此の国もそろそろ、女性天皇や女性首相を置くべきと痛感します。アッ、「このハゲ」を連呼していた自民党議員や、沢山の男性と付き合っていた民進党議員や、小池都知事は駄目と思いますよ。でね、此の間、アアッと吃驚仰天したんですが、スウェーデンでは教科書に載る程の、著名なバイキングのリーダーが居たんですって。其の古代遺跡の発掘調査が始まり、矢張り伝説の戦士は、実在していた事が分かったそうなんですが、DNAを調べた処、何と女性だったとか。将にワンダー・ウーマンと申しますかアマゾネスですよねえ。此の彼女が大艦隊を率い、北海全域を支配していた由でした。日本って、何だか古過ぎる観念と申しますか、女性の社会進出を陰に陽に邪魔する節がありませんか!?僕なんて、生まれも育ちも病院ですから、小さい頃から、自立して働く素敵なお姉さん方しか見てませんし、母も深夜まで仕事をバリバリやってました。ですから、寧ろ女性の方が仕事が出来るのではと、ずうっと思っていました。畏れ多くも、天皇家の歴史を見ても、推古に斉明、持統に孝謙、称徳に明正、確か10人以上居た筈ですよ。しかもね、日本最古の国家である、彼の邪馬台国、僕は大分の宇佐にあると確信してますが、リーダーは卑弥呼であり、跡継ぎは台与、何れも女性でしょ。世界各地を見ましても、女王の居ない国なぞ殆どありません。此の間も、古代マヤの女王の墳墓が見つかったばかりでしょ。そして、彼の有名なエジプトのクレオパトラ。東ローマ帝国のエイレーネ。唐の武則天。スコットランドのマーガレット王。スペインのペトロニア。ポルトガルのマリア1世2世。イタリアのコスタンツァ。ハンガリーのマリア・テレジア。枚挙に暇がありません。そして今も、欧州諸国は、女王ばかりじゃありませんか。イングランドのエリザベス2世を筆頭に、デンマーク・スウェーデン・ベルギー・オランダ・スペイン・ノルウェー、此れらの国々は皆、次期国王は女性であります。本邦ならば、皇太子殿下の地位にあられるんですね。ユアハイネスと、思わず跪きたくなりますけれど、此の国は、女性天皇は絶対不可と考える人も居る様で、どうしてそんなに考え方が硬直しちゃうのかなァ…。もっと真摯に歴史と向き合えば良いのに。

さて、今日は僕、朝は外廻り、午後は会議や打ち合わせが3つ、夜は会食と、長い1日になりそうですけれど、上記の女傑のお姉様方に負けじと、誠心誠意頑張って来ます!!

トウバとケベス

大いなる ものが過ぎ行く 野分かな、将に台風一過、凄まじい勢いで全国を縦断して行きましたけれど、読者の皆様は大丈夫でしたか!?此処大分では県南の方、佐伯や津久見や臼杵で、大層な被害が出たそうでして、豊後大野でしたか、田圃の様子を見に行ったご老人が行方不明になっている由、ご無事をお祈りしています。実は僕、土曜日の夜中、愛犬の甲斐犬のコロちゃんの散歩に出た際、かなりの風雨で足を滑らせ左膝を強打、其の時は大した事は無いと思っていたんですが、結構切れてましてかなりの流血、昨夜から痛みまして、階段の上り下りに四苦八苦の有り様、読者の皆様もどうぞお気を付け下さいませm(__)m。

と謂う訳で僕、映画に行きたかったのですけれど諦め、親友のMさんと一献傾ける予定でしたが其れも延期となりました。ハイボールを傾けながら、WOWOWのボクシングのビッグ・マッチを観たり、大相撲にプロ野球観戦、そしてお昼寝に読書三昧と、のんびりさせて貰いました。僕、台風の行方が気になりましたから、NHKを付けっ放しにしていたのですけれど、ニュースを見ていて吃驚したんですが、近々内閣を解散、10月10日に公示、22日に総選挙だってんでしょ。「消費税増税で教育・福祉に充てる」「人造り革命」を国民に問うらしいんですが、何を謂ってやがんでえ。こんな選挙、時間とお金の無駄でして、第一ねえ、北朝鮮情勢は風雲急を告げているじゃありませんか。何故今、選挙をしなくてはいけないの!?僕、穿った見方と思われるかもしれませんが、総理と奥方が深く関与したであろう、森友・加計問題を追求されたくないだけじゃないかしらん。当の自民党からも、解散総選挙に疑問の声が出ているそうですし、此れで疑惑を隠せると思ってるなんて、ホントにセコい男だねえ。おまけに、小池新党は出来ておらず、民進党は離党者が相次いでボロボロ、野党間の選挙協力も上手く行ってませんから、今選挙をやれば勝てると思ったんでしょう。そんなのね、国益と謂うよりも、党利党略私利私欲でありまして、動機が不純ですよ。喩が適切じゃないかもしれませんが、「此の女の子、彼氏と別れたばかりだし、そして親子間も上手く行かずに落ち込んでるみたい。美味しい物を食べさせて、今口説けば何とかなるかも。」てなもんでしょ。あのねえ、男なら、「君が好きだ」と、正々堂々口説くべきですぜ。ホントに下種な奴ら…。

でも、野党は野党でまるで駄目ですもんねえ。民進党はぐちゃぐちゃでしょ。小池新党は維新の会と連携を目指す由でして、あのねえ、其れじゃあ第2自民党じゃありませんか。単なる与党の補完勢力ですよ。小池はやはり銀流し、メッキが剥げて来た感がありますけれど、しかも一院制を政策に挙げる由、馬鹿だねェ…。恐らく、「参議院は不要だ。議員を減らすべき。」と謂う耳触りの良い言葉で誤魔化す心算なんでしょう。議員削減に付いては僕、大賛成ですけれど、一院制は大反対です。其れでなくとも此の国は、ファシズムやポピュリズムの傾向があるのに、衆議院のチェック機構が無くなったらどうするの!?大体ね、先進国において、二院制を取っていない処なぞ、殆どありませんぜ。確かに、一院制の国も勿論あるんですが、其れは、ニュージーランドとかサモアとかウズベキスタンとか、規模が小さな国なんですね。そういう処ならば、人口も少なく、内政も楽でしょうから、二院制にしてまでチェック機能を持たせなくとも大丈夫、かえって経費の無駄でありましょう。でもねえ、衰えたりと雖も、世界第3位の経済規模があり、1億を超す人口があるんですよ。其れなのに一院制だなんて、僕、独裁政治を目指しているとしか思えないなァ。其れよりも先に、公務員を減らしてはどうでしょうか。だって、330万人も居るんですぜ。小池新党もズレた事を謂ってるなァ。

閑話休題、週末は僕、「ニッポンの奇祭」小林紀晴著 講談社現代新書、を読み耽っていました。著者はカメラマンでして、日本全国津々浦々を飛び廻り、ファインダー越しに奇妙なお祭りを観察、フィルムに収めて来たんですね。僕、驚く事ばかりだったんですが、宮古島のお祭りでしたか、本当に奇妙なお面を使っており、此れ、パプアニューギニアの物ですと謂われても、信じちゃうと思いましたねえ。宮崎のお祭りは、まるで狩猟民族を思わせました。何だか古代のシャーマニズムやアニミズムを彷彿とさせましたよ。でね、奇祭って、其の本の情報だけでは無く、色々とあるんですよね。例えば滋賀県の奇祭に、鍋冠祭ってあるんですが、此れ、少女8人が鍋を被って行進するんです。平安時代から続いている由でして、私見ですけれど、滋賀と謂えば近江商人、彼らの中には渡来人も多かったですから、当時の最先端食器であろう、銅や鉄製の鍋を、朝廷への貢物にしていたのではないかと。其れがお祭りになったと愚考します。大分の国東のケベス祭、此れは火祭りなんですね。ケベスと謂う、正体不明の異形の者が火を取ろうとします。トウバと謂う者が火を守るんですが、最後は其れも破られるんですね。結局、ケベスもトウバも火を持って、参拝者を追い掛け廻すと謂うお祭りであります。何だか訳が分かんないんですが、僕、此れまた素人の愚考なんですが、ギリシャ神話に酷似している様に思えてなりません。プロメテウスと謂う神が、天界の火を盗み、人々に分け与えるという神話がありまして、そっくりと思いませんか!?しかも此のケベスのお面、どう見ても日本の物じゃなさそうですよ~。

数年前、蘇民祭と謂う岩手の奇祭が、一躍有名になりましたよね。むくつけき半裸の屈強な男達の裸祭なんですが、此れ、祀ってていますのが確か、薬師如来ですから、古代の天竺、インドの仏教から来た物でありましょう。インドから中国や東南アジア、朝鮮半島、そして日本列島に仏教が伝来した過程で、少しづつアレンジメントされ、東北の岩手でお祭りになった時には、男達が褌1つで裸になっちゃったんですねえ。日本三大盆踊りと謂えば、岐阜の郡上、秋田の西馬音内、そして阿波踊りですよね。此れ、亡くなった方々への慰霊であり、五穀豊穣を祈り、そして男女の出会いの場であり、此の時ばかりは無礼講、身分の違いも無く、皆が夜を徹して踊り狂った訳でしょ。特に阿波踊りなぞ、江戸期には既に成立しており、封建制の当時に、「踊る阿呆に見る阿呆」ってフレーズ、中々謂える物じゃありませんよね。何だか僕、江戸時代の日本人の精神の自由さを感じられてなりません。

此の手の多くの奇祭に限らず、僕、日本人は、独裁を嫌い、多様性を重んじて来た、大人な民族と思うんです。だって例えば、来月の10月は神無月と謂いますよね。何故神様が居ないかと謂えば、八百万の神々が出雲大社に集まり、色々な事を話し合って決めるからでしょ。神様と雖も合議制って、何だか可笑しさがありますけれど、此れ、旧約聖書だったら大変ですよ。イェホバの神は唯一神ですから絶対でして、話し合いなぞとんでも無い、異教徒なぞ、殺して当たり前ですもんね。聖徳太子だって、17条憲法において、独断で物事を決めず、多くの人と話し合えと謂われています。明治維新の五箇条の御誓文もそうでしょ。だって第1条が、「広く会議を興し、万機公論に決すべし」じゃありませんか。ところで僕、其の人が何処で生まれたかで差別するなんて、最低で愚劣な行為と思います。昔の日本人は決してそんな事はありませんでした。古代の大和朝廷で権勢を誇った蘇我氏。戦国期では、中国地方の雄だった大内氏や宇喜多氏。四国一円に覇を唱えた長宗我部氏。彼らは皆、渡来人の系統の人達でしょ。大体ねえ、ヒトの祖先を辿って行けば、全員のルーツはアフリカにある訳ですもんね。DNA鑑定をすれば、全人類の遺伝子って、殆ど変らない筈ですもん。僅かコンマ数㌫の違いでしかありません。僕、どの人種、どの国にも、良い人も居れば悪い人も居る、其れだけだと思います。

其れなのに、アイツはあの国の生まれだから駄目だとか、アイツは学歴がとか、アレは女だからとか、ナンセンス極まりないですよ。仕事が抜群に出来る高卒も居れば、まるで気が利かないダメダメな大卒も居る訳で、将に氏より育ちでしょ!大事な事は今までの経歴や学歴や国籍や性別よりも、素直な性格か否か、努力を惜しまないか否か、熱意があるか否かでしょう。どの業界の人に聞いても同じ答えなんですが、「大卒の男性より、高卒の女性の方が仕事が出来る」、皆さんそう仰いますよ。日本男子よ、もう少ししっかりしろ!

アレ、お祭りの話をしていたのに、最後は日本男子を叱咤激励と謂う、書いている僕も良く分からない展開となりまして恐縮です。さて今日は比較的来客が多い1日ですけれど、精一杯頑張ります!

ウエストワールド

うひ~、其れにしても眠いです…。連日、愛犬の甲斐犬のコロちゃんの話で恐縮なのですけれど、彼女の起床時間が益々早くなりまして、今日なんて僕、2時前に散歩に行きましたもんね。流石に此の時間帯ですと、僕、意識は朦朧としているんですが、彼女だけが元気溌剌でして、其れでも小1時間は歩くのかなァ…。僕、段々と目が覚めるんですが、彼女の方は疲労困憊、お部屋に戻りますと、餌を食べ水を呑み、鼾をかいて熟睡する有り様、こちらはシャワーを浴びると3時半、もう寝られやしませんぜ。仕方が無いので、珈琲を入れ新聞を読み、髭を剃り髪を梳り歯を磨き、身支度を整えますともう5時を過ぎていまして、カラスカァと啼いて夜が明ける始末、かくして充血した目のまま出社と謂う事に相成ります。お蔭で連日の寝不足、ああもう、誰か助けて~。

其れにしても世知辛いと申しますか、兎角此の世は住みにくいと感じます。世界的な音楽家の坂本龍一さん、反原発運動の旗手の1人ですけれど、彼に対し、陰に陽に政治的圧力が掛かっているってんでしょ。あのねえ、あからさまな悪意や誹謗中傷は兎も角、誰が何を謂おうと自由じゃありませんか。日本国憲法のみならず、共産圏を除いては、世界中で認められているじゃありませんか。でね、原発で得られる経済的利益と、食の安全や若者の将来、そして此の国の未来を天秤に掛けたら、どちらが大事なのか、言わずもがなでしょ。無論、リスキー過ぎる原発なぞ、即刻止めた方が良いに決まってますぜ。もう1つね、此れも驚いたんですが、小池都知事、「飲食店での禁煙」のみならず、「子供の居る家庭では、家の中でも禁煙」を、罰則規定付きの条例を企図しているとか。僕、愛煙家の1人ですが、公共のマナーは遵守している心算ですし、他人様に迷惑を掛けてまで吸おうなぞ、思ってもいません。そして、子供の前で吸わない、此れも当然でありましょう。只ねえ、家の中でも禁煙、と謂うのは、明らかに行き過ぎじゃないかしら。家の中なんて、純然たるプライバシーの領域でしょ。其処で、やれ煙草を吸うなとか謂われたら、もう勘弁して欲しいですよ。家の中で、裸で酒盛りしようが、相撲を取ろうが、サイダーを頭からかけようが、何をしようが個人の自由でしょうに。大分弁で謂う処の「いらん世話」「すもつくれん」でありまして、余計なお世話、役に立たないよ!都民ファーストの会の新代表の決め方も、かなり独裁的だったそうで、痛烈な批判記事も目にしました。僕、前々から感じていたんですが、小池のヤロウ、ポピュリズムの匂いが芬々と漂いますし、ファシズムの鎧が、ちらちらと垣間見える気がしてならないんですよねえ…。

でね、此の話は僕、考え込んでしまったんですが、日米が共同開発、現在導入中の次世代戦闘機のF35、此れ、ステルス機能を備えた、現役最強とも謂える画期的な飛行機なんですね。ところが、共同開発とは名ばかりでして、製造は日本企業も参入する事になっていたそうですが、全てアメリカ製の部品だったとか。又、価格や納入時期についても、全てアメリカが決めるんだとか。こんなのねえ、共同開発の美名の元、金だけは日本にたっぷり出させ、美味しい処は全部、アメリカがもって行くと謂う品性下劣な考えでしょ。こんな事ばっかりやってるから、アンタらアメリカ人は、世界中から嫌われるんですよ、お分かり!?

でもね、僕、つくづく思いますのが、我が国は、国連から見れば、未だに敵国のままと悲しくなるんです。尤も、国連のそもそもの成り立ちって、第二次世界大戦の戦勝国の連合、即ち、イギリス・アメリカ・ソ連・中国がメインですもんね。所謂枢軸国である、ドイツ・日本・イタリアは敵国のまま、と謂う訳なんです。そして、其の枢軸国に協力したのが、フィンランド・ブルガリア・ハンガリー・ルーマニアの欧州の小国なのですけれど、此れらの国々も又、敵国扱いなんですよね。なぜ其の結論が出るのか、答えは簡単です。上記各国の、空軍の戦闘機の編成を見れば、一目瞭然なんですね✈要は、「かって敵対した国々には、自国製の戦闘機は決して持たさない。何時復讐されるか分からないからだ。」と謂う目的、僕、そう確信しています。だってね、見事なまでに自国製の戦闘機を持たせませんもん。国力だけを見れば、イギリス・フランスと、ドイツ・日本はそう変わらないでしょ。寧ろ、ドイツ・日本の方が一つ上のレベルとさえ思えますが、100㌫自国製の飛行機は、決して持たせてくれないんです。ドイツはかって、所謂バトル・オブ・ブリテン、イギリス本土上空での大空中戦を行いました。ドイツ空軍にはメッサーシュミットやハインケルやフォッケウルフ等、傑作機が揃い、世界に冠たる大英帝国が、土俵際まで追い詰められたんですね。日本にしても、零戦を筆頭に、一式陸攻や紫電改等、傑作機が多く、米英の戦艦や空母を、20隻近く撃沈しています。技術力の高い日独両国が復讐の念に燃え、また喧嘩を売る事を恐れたんでしょうねえ。

日本の戦闘機の例は既にご紹介しましたよね。ドイツ空軍の主力戦闘機タイフーンは、イギリス・スペイン・ドイツ・イタリアの共同開発であります。旧敵国であるイタリアは、日本同様F35ですから、アメリカの協力が無ければ戦闘機を造れない訳です。フィンランドはホーク戦闘機やホーネット戦闘機でして、此れは米英両国から供給されています。そして、ブルガリア・ハンガリー・ルーマニアの3国は、揃ってミグ戦闘機、全てロシア製であります。ネッ、万が一お前らが逆らえば、戦闘機を売らないぞ、と謂う訳なんです。武器供給の面でも、かっての連合国は、僕達敗戦国に対し、決して油断していない事がお分かりでしょうか!?でもねえ、こんな疑心暗鬼のアメリカに、今後付いて行って、何か良い事があるんですかねえ!?僕、甚だ疑問です…。

閑話休題、でもねえ、僕、所謂パクス・アメリカーナ、アメリカの天下も風前の灯と見ているんです。人種差別に銃の問題に経済格差、そして後数十年で、白人は少数民族に転落でしょ。ヒスパニックや黒人やインディアン等の人口が、白人の数を追い越すのは間違いありません。おまけにね、アメリカのペンタゴン、国防総省が今、最も恐れているのが、AI兵器との戦いなんだとか。実際、そうした危惧を、現役のポール・J・シルヴァ大将が発言、話題になっているそうです。此の大将は、AI兵器の暴走を恐れている由なんですね。でも僕、思いもよらぬ国や組織、もしかすると個人でも、AI兵器を造る事が可能なんじゃないかと、其れを恐れています。だって、核兵器を個人が入手するなんて先ず不可能ですけれど、AI兵器ならば、プログラマーと工場、部品調達と資金さえあれば、数人で造れそうですもんねえ…。そしてね、人間の考えた事、想像した事は必ず実現するって謂いますよね。此処最近、アンドロイドとかロボット、AI兵器とかパソコンを介した武器等々、そんな映画ばっかりなんです。「ターミネーター2018」「「チャッピー」「攻殻機動隊」「トランスフォーマー」「リアルスティール」「ブレードランナー2049」「パシフィック・リム」「X-MEN フューチャー&パスト」「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」…。僕、優れた映画人達は皆、将来の危険を感じており、其れを忠告すべく、此の手の作品が多くなって来ているのでは、何だかそう思えてならないんですが…。あッ、米英のTVドラマでも同様なんですよ。話を戻して、現在、AI研究はアメリカが最も進んでいるそうですが、下手するとミイラ取りがミイラになり、足元を掬われるかもしれませんよ~。

萩の葉の かはりし風の 秋のこゑ やがて野分の 露くだくなり、どうやら週末は台風が接近、全国的に大荒れの天気の様です。皆様、増水した河や田んぼを見に行ったり、屋根に上ったり、危険な行為はくれぐれもなさらずに。どうか素敵な週末をお過ごし下さい。其れではまた来週お会いしましょう(^.^)/~~~

☃☽❀ 雪月花 ☃☽❀

いやァ、今朝は参ったなァ…。愛犬の甲斐犬のコロちゃん、とうとうボケたのか、連日深夜に散歩に連れて行けとせがむんですよね…。今日なぞ、2時過ぎに起こされまして、僕、フラフラの状態で住宅街をとぼとぼと歩いていまして、これじゃあ不審者ですよ、全く。しかしまァ、彼女が子犬の頃から、もう16年の付き合いですもんね、此処まで来たら、地の果てまでも共に歩みましょう。でもねえ、もう少しだけ寝かせてくれないかなァ、頼むぜ。

心なき 身にもあはれは しられけり しぎ立つ沢の 秋の夕暮、僕の大好きな西行法師の句でして、NHKの大河ドラマでは、贔屓の藤木直人君♡が演じていて素敵でしたけれど、朝夕は随分と肌寒さを感じる様になりました。食欲の秋、読書の秋、スポーツの秋、何れも大変結構なんですが、僕、今年は矢張り、芸術の秋と思うんですね。と謂いますのは、今年下半期から来年上半期の美術展のライン・アップって、垂涎の的と申しますか、珠玉のコレクションが勢揃い、万里の波濤を超え、国内外の至宝が一堂に会するんですよ~♡あ、美術品なので人ではありませんから、一堂に会するって、適切な表現では無いかもしれません。でも、物に人格を与えたい位の素晴らしさなんですね。東京都美術館では、「ゴッホ展 巡りゆく日本の夢」でして、彼が如何に日本の浮世絵から影響を受けたかと謂う展覧会であります。ゴッホが描いた油絵の浮世絵なんて、滅多に観られませんよ。国立西洋美術館ではジャポニスム特集、「北斎が西洋に与えた衝撃」でして、浮世絵の構図って大胆かつ繊細ですから、セザンヌからドガからゴッホから、欧州の超一流画家が、こぞって模倣したんですね。要は真似、パクッた訳です。本物の北斎の原画と、パクった側の絵を並べて展示する由でして、或る意味人が悪い気もするんですが、日本人としては何だか誇らしいですよね。国立博物館では運慶の仏像が何十体も揃います。こりゃあ、今年の秋の上野は燃えてますよ。僕、都内に行くと、かなりの高確率で上野に行くんですが、都美から国立西洋美術館から国立博物館から、全て隣接してますもんね。アメ横を冷やかして、福神漬け発祥の店の「酒悦」で漬物を買い、鰻も蕎麦もとんかつも名店が揃い、精養軒で食事をすれば明治の新帰朝者の気分ですし、鈴本演芸場では落語も楽しめ、今秋にはTOHOシネマズが新装開店でしょ、こりゃ行くしかありません。

民間に目を向けますと、丸の内の東京ステーションギャラリーでは、シャガール。同じく丸の内の三菱1号美術館では、ロートレックにドガにルノワール。何とゴッホの不朽の名作、「夜のカフェテラス」まで来てますもん、此れ、絶対行かなきゃ!パナソニック汐留ミュージアムでは、カンディンスキーとルオー。紀尾井町のホテルニューオータニでは、ローランサン。新宿の損保ジャパン日本興亜美術館では、東郷青児。赤坂のサントリー美術館では、安土桃山時代の絵師、狩野元信。広尾の山種美術館では、日本女性美人画の第一人者、上村松園。うう~ん、どれも行きたいです~。

僕、かって幾度となく、上野の森の展覧会に足を運び、其の度に眼福、至福の時を過ごしました。けれど、唯一の難点は、人が多過ぎるんですよね…。そぼ降る雨の中、平日の午前中を狙って行っても、既に長蛇の列でして、折角名画を観られると謂うのに、2時間以上行列に並ばされては、溜息しか出ません。ですから、折角のフェルメールもルノワールもゴーギャンも、縄文の火焔式土器も丸山応挙も若沖も、くたびれ果てた状態で観たので、どうも悔いが残っています。でも、江戸期のポップ・アートと申しますか、若沖の再評価は僕、前々から好きでしたから、嬉しい限りです。今朝の日経に出てましたが、彼の絵は今秋、パリで大々的に展示されるとか。此れも、日本人として嬉しい限りです。

でもね、今年の白眉とも謂えますのが、箱根の岡田美術館で展示される、喜多川歌麿でありましょう。僕、江戸期の美人画では、歌麿は恐らく、世界一のレベルにあった偉大な画家と思います。でね、彼の最高傑作と謂われてますのが、「雪月花」の三部作なんですね。元々は漢詩から来ているのですけれど、雪月花最憶君、雪の時月の時花の時、何時も君を憶う、と謂う意味なんです。「深川の雪」「品川の月」「吉原の花」でありまして、何れも有名な花街ですけれど、此の3枚に出て来る芸者数は総勢97名、全てが情緒溢れる日本美人でありまして、何れ菖蒲か杜若、花鳥風月もさり気無く取り入れ、婀娜っぽく雅であり、艶麗な美に酔いしれる事は請け合いです。しかもね、此の3部作、日本からパリに渡り我が国の資産家が買い取ったり、ワシントンやコネチカットの美術館にあったりと、全てが揃うのは何と、138年ぶりなんですって。此の展覧会、来月一杯までですから、こりゃもう、箱根まで飛ぶしかありません✈✈✈

さて、其の箱根ですけれど僕、かって親子で清遊した記憶があるんですが、幼かった時分の事ですからねえ。山中湖と富士山と、ジョンレノンや各国首脳に各界著名人が泊まり、そして皇族ご用達、クラシカルな冨士屋ホテルの佇まい位しか覚えていません。ただね、ぼんやり憶えていますのが、やけに観光バスが多かったんですよ。箱根の旅館に入り、父に聞きますと、「ああ、3つの会社が客の取り合いで戦争やってんだよ!三国志みたいなもんだ!ハハハ!」と笑い飛ばしていました。僕、冗談好きの父のジョークと思っていたんですが、長じてから、獅子文六先生の「箱根山」と謂う小説を読んで吃驚したんですね。当時の箱根は、観光と土地開発を巡り、3社が入り乱れ、企業戦争が勃発していたんですよ。

小田急、西武、東急の大手3社が、箱根観光の巨大マーケットを巡り、仁義無き戦いを繰り広げたんですね。都心から箱根までは凡そ1時間半、観光には適度な距離ですし、温泉あり富士山あり山中湖あり、見所が多いですもんね。最盛期には、年間2200万人の観光客だったそうで、遊覧船にロープウェーに旅館、ケーブルカーに鉄道に観光バス、土産物に飲食物に施設の入館料、此れが年間2200万人分となれば、莫大な利益が望める訳で、そりゃあ戦争にもなりますよね。しかもね、小田急の社長は別府の方でして、誰も逆らえない程の実績と威厳があったのでしょう、「安藤天皇」と呼ばれた程でした。西武の社長は、拳銃を持って襲って来た暴漢を得意の柔道で投げ飛ばして、「ピストル堤」との異名を持ち、お子さんは100人は居ると謂う艶福家です。東急の社長は五島慶太さん、東大をトップで卒業し運輸省に入ったインテリながら、強引過ぎるビジネス手法で、付いた綽名が「強盗慶太」でありました。己の企業の存続と、巨利とプライドと意地が掛かっている訳で、天皇とピストル男と強盗が戦ってるんですもん、もう何が何だか分かりませんよね。互いの会社の株の買い占め、土地の地上げ、訴訟合戦、観光現場での小競り合い等々、此の抗争は15年近く続いたんですが、最後は国が仲裁に入る形で手打ちとなったんですね。現在の箱根は、小田急も西武も東急も、互いの観光施設に相互乗り入れが可能でして、僕が行った頃に較べ、とっても便利になっています。

よおし僕、今月の末までは大きい仕事があるんですが、其れももう直ぐ終わりますし、箱根へと飛びまして、温泉に浸かって美人画を愛で、相模湾の美味しいお魚で一杯やりたいものです。でも其の前に、今日の仕事を頑張ります!
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